無愛想な君② (ページ34)

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ピンポーン

「え、誰………」

時計を見ると午前2時。

嘘でしょ……

こわっ

どうしようかな…夢だったのかな？

それから物音は聞こえないし、夢だったということにしておこう。

ピンポーン

「まじか」

恐る恐るドアホンで確認してみたけど、そこには誰も写っていない。

え、心霊現象？

このアパート、幽霊出るとか聞いてないんですけど。

一旦、水飲んで落ち着こう…

ドンドンドン！！！

「！？」

今度はドアを激しく叩く音。

「これ本格的にやばいやつ…」

意を決して再びドアホンで確認すると、サングラスをかけて黒い帽子を被った人が一瞬写って、サッと消えてしまった。

それからは何もなかったけど私の心拍数は急上昇で、とてもじゃないけど眠れなかった。

JN「Aどうしたの？目の下のクマやばいけど」

「昨日いろいろあってね……」

JN「え、大丈夫？俺で良ければ話聞くけど」

一瞬相談しようか迷った。

でも、彼らは忙しい時期。
心配をかけたくない。

「大丈夫。ありがとう」

JN「…話したくなったら言えよ？」

「うん」

V「なになに！なんの話～？」

「寝不足だって話…あ、昨日の夜、私の家来た？」

V「行ってないよ？」

「ジョングクは？」

JK「行ってないけど…」

「そうだよねー」

2人が酔って家に来ちゃったんじゃないか…という希望はあっさり消えた。

「はぁー」

きっと誰かのイタズラ。

そうだ、そう思っておこう。