無愛想な君② (ページ3)

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49.5～箸休めだす2 ページ3

V side

急遽仕事がキャンセルになった。

とくにすることもないので、宿舎でゴロゴロしている。

スマホにSNSから通知が来ていて、チェックすると………

「防弾少年団のメンバー、ジミン。堂々とデート？」

急いでそのワードをタップすると、その噂の元となった画像付きの投稿を発見した。

その画像には軽く変装しているジミンと、ジミンを囲むように立つ女の子達。そして、ジミンの横に立つ金髪丸眼鏡…あれ、これ…

V「Aヌナじゃん」

拡大して見たけど、どこからどう見てもAヌナ。
2人は付き合ってたんだ…

聞いてないんですけど！

でも、確かにジミナが笑うとクールなAヌナも若干顔を緩ませてたかも…

MAJIKA

この抑えられない気持ちを誰かと分かち合いたい。

V「ジョングガー！！ジミナとAヌナがぁ～」

JK「うるさいですよ、ヒョン」

V「うわっ、機嫌わるっ…」

布団を頭からかけてベットに潜っているジョングク。何度か布団を引っ張ろうとしたけど、ビクともしない。

こりゃ、ニュース見たな。

JM「ただいま～」

V「こらぁー！ジミナー！！！」

JM「な、なんだよー！！」

SNSで見たことを問いただすと、笑い出すジミナ。

JM「付き合ってないよ！俺がペンに捕まってる所を、たまたま通りかかったAヌナが彼氏だって誤魔化してくれたの」

V「Aヌナの彼氏！？その設定でさえ腹立つ！」

JM「落ち着けって。ってかグクは？」

V「お前のせいでふて寝してまーす」

ジミンと2人でジョングクの所に行って訳を説明したけど、やっぱりAヌナの彼氏という設定が羨ましくて仕方がないらしく、不貞腐れたまま。

JM「そんなに不貞腐れるなよー。せっかくヌナがジョングクとテヒョンにってクッキー買ってくれたのに」

JK「えっ」

やっと布団から顔を出したジョングク。素直だな…

JM「あの後カモフラージュするためにヌナおすすめのカフェ行ってきたんだけどさ。そこのクッキーめっちゃ美味くて！宿舎に2人がいるかもって言ったらお土産って買ってくれたんだ～」

V「ジョングク良かったな～」

JK「……Aヌナに会いたいよーー！！」

再び不貞寝し始めたジョングク。ジミンが必死になだめるけど逆効果。

JK「ジミニヒョンはあっちに行ってください」

JM「がーん」

どんだけヌナのこと好きなんだよ…どうやらマンネは反抗期に突入したようです。