無愛想な君② (ページ40)

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SG side

JM「ヒョン。ナムヒョン達も呼んでくる？」

SG「いや…ナムジュニに言ったらややこしくなりそうだから、事後報告」

ナムジュンの事を信用していないってわけではないけど、リーダーとしての責任があるから何かあった時の事を第一に考えるだろう。

今は回り道をしている時間はない。

もし何も問題ないようだったら、Aの首根っこ掴んで連れて返ってくれば良いだけだ。

SG「行くぞ…待て、ジミン…なんだ、そのヌンチャクは」

JM「日本に行った時にドン◯ーで買ったやつ！もし犯人いた時に戦おうと思って！」

ツッコミを入れるのも面倒くさくなってきた…

SG「なるほど。で、ジョングクも来たのか」

なぜかテヒョンと手を繋いでいるジョングクは明らかに寝起きで、状況を理解してないようだ。

V「たぶん俺たちの中で、1番戦闘能力高いのジョングクだから起こしてきた！」

JK「なに？どこ行くの？」

SG「ごめんだけど時間ないんだわ。歩きながら説明する」

そんなこんなで、やっと出発。

Aの住んでいるアパートは本当に5分もかからずに着いた。

手早くパスワードを打ち込んでいくテヒョン。
そういえば、スタッフから聞いたんだっけ…
犯人はどうやってここに入ったのか。
ここに住んでいる誰か？うちの事務所関係者の可能性もあるな…

JK「もうそろそろ、どういうことか教えてもらえませんか」

不安そうに見つめてくるジョングク。そうだ、すっかり忘れてた。

一通り訳を話すと、戦う気満々なのか着ていたトレーナーの袖を捲り始めた。
頼もしいことで…

JK「ここがAヌナの部屋です」

部屋の前にAの姿はなく、廊下には妙な静けさが漂っている。

ドンッ

SG「今の聞こえたか？」

V「うん。あ…鍵開いてる」

明らかに、この部屋の中で何かが起こっている。

SG「ジミナ、マネヒョンに連絡して。中入るぞ」

そーっと中に入るとAの靴は玄関にはなくて、リビングに転がっていた。

「やめてっ」

ドンッ！！

微かにAの声が聞こえた。間違いない。あそこにいる。

V「寝室だ！」

JK「うん」

ジョングクの後を追って寝室に入ると…

SG「おい！！！A！！！って……え？？？」

男が床に転がっていた。