無愛想な君 (ページ6)

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今日はスタッフさんと歌謡祭で披露するパフォーマンスについて打ち合わせ。

そしてスタッフさんと食事をした後は練習室に籠って振り作り。

気づけば時計の針はてっぺんを過ぎていた。
明日もあるから帰ろう。

自販機に寄ると、どこかで見たことある人が立っていた。
シュガさんだっけ。

とりあえず挨拶を軽くしたけど、会話もないし機嫌悪そうだし。というか、こんな時間まで仕事してるんだ。

「お先に失礼します。シュガさんもほどほどに」

上から目線かもしれないけど、顔色だって悪かったから言わせてもらった。

そして、何日か後…

スタイリストさんと打ち合わせがとっても楽しくてルンルンで歩いていたら、何か硬い塊と衝突。痛い。

JK「すみません！大丈夫ですか？」

と言って散乱したノートやらスマホやらを拾ってくれる2人の男性。

「ありがとうございます」

うわぁ。顔面キラキラ。この人たちアイドルかな？

お礼を言ってその場から立ち去る。うーん…さっきの人達見たことあるな。もしかして防弾少年団かな？

これからお世話になるしご挨拶ちゃんとしたいんだけど、PDニムが言っていたサプライズ！が頭から離れなくて結局スルー。本当、すみません。
というか、普通に事務所来てるじゃん防弾少年団。

そして次の日の夜…

打ち合わせや練習を終えて、くたくたの体を引きずりながら来たのは近所のコンビニ。

あ～！新作のお菓子が出てる！！ご褒美ご褒美～

いくつか買って外に出ると、自分の足音の後に聞こえる何人かの足音。

アパートまでは街灯も少ないし、人通りも少ない。ましてや、こんな時間だし。

試しに止まってみると、後ろの足音も止まってガサゴソと音がする。

え、やばい。つけれてる！？

こんな見た目だし、残念なことにきゃー(≧∇≦)とか言えるような性格でもない。

V「あのお！！すみませえぇぇぇぇぇん！」

「！？」

ちらっと後ろを見るとキャップにマスクの明らかに怪しい男2人が猛ダッシュで近づいてくる

やだ！怖いぃぃぃ！！

私もダッシュ。今なら100m10秒台出せそう。

また後ろの人達は大きな声で叫んでるけど、そんなの無視！！急いでアパートに入り鍵をかける。

はぁ、怖かった…韓国に来てもうこの騒ぎか…

明日スタッフさんに相談しようかな。

警察にあの変質者たちを捕まえてもらおう。