無愛想な君 (ページ39)

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朝から今日はいろいろあった。

まだ仕事が始まる前だと言うのに、グクのことを心配するナムジュヒョンに「俺も宿舎に残りたーい」と言うホソクヒョン。既に疲れ切って寝ているユンギヒョン。

もう、今日のバンの中はカオス状態だった。

バラエティ番組の収録も進んで、30分の休憩。

スタジオから離れて廊下を歩いていると、EXOと書かれた楽屋からベッキョニヒョンが出てきた。

BK「お～お疲れ！！」

V「ヒョン！お疲れ様です！！」

今日バラエティ番組のスペシャルでEXOからはベッキョニヒョンととセフニヒョンが出演していた。

朝は時間がなくて挨拶だけだったから、こうして久しぶりにヒョンと話せてウキウキする。

V「そういえば、今僕達についてくれてるダンサーさん、ヒョン達のペンみたいなんですよ」

BK「へ～！嬉しいなぁ！でも、みたいなんですって、どういうこと？笑」

V「無口であんまりそういうアピールしないんですけど、ヒョン達のアルバム大切そうに持ってたのから、きっとEXOペン！」

BK「なるほど～。あ、サイン書こうか？」

V「いいんですか？喜ぶと思います！！」

めったに笑わないAヌナ。
これで、きっと喜んでくれるはず！！！スタッフさんに白い紙をもらって、書いてもらう。

BK「名前は？」

V「Aです」

BK「え…A…？」

V「はい！日本から来たダンサーなんです。確かヒョンと同じラインだったはず。めっちゃかっこいいんですよ～」

BK「へー…そのAさんは、防弾少年団の事務所に所属してるの？」

V「はい。3ヶ月って期限付きですけど」

BK「ふ～ん。会ってみたいな、Aさんと…写真とかない？」

V「あー、盗撮したやつなら」

BK「盗撮？なにやってるんだよ(笑)」

練習中こっそりと撮影した踊るAヌナの写真を見せる。

BK「うわぁ…Aだ…」

V「え？」

BK「いや…この人がAさんか！あ、そうだ！ちょっと待ってて！」

そう言うと、楽屋に戻っていったヒョン。
しばらくすると、手には新しいEXOのアルバムが。

BK「これ、Aさんにあげて？ちゃんとフォトアルバムも見るように言ってね～」

V「いいんですか！？ヌナきっと喜ぶ！ありがとうございます！！」

やっぱりベッキョニヒョンは優しい(涙)きっとAヌナ喜ぶだろうな！！早くAヌナに会いたいな～。