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JK「あー頭痛い」
朝から怒ったせいか、また頭がズキズキ痛くなってきた。
もう、Aヌナのせいだからね…
どうして自分がこんなに怒っているか良くわからないけど、無防備なAヌナにイライラしてしまった。
「熱計って」
ヌナから体温計をもらって計る。
やべー…38.4℃。
また上がってきちゃった…
「まだ熱高いね。何かお腹に入れないと薬飲めないから、何か食べなきゃ。ゼリーとか」
ゼリーか…ゼリーも良いけど、お腹が膨らむものが良いな。食欲はあるし…
良いこと思いついた！
JK「ヌナの手料理が食べたい」
テヒョニヒョンだけずるいと思ってたんだよね。
今が良いチャンスじゃないか…
「わかった」
Aヌナはキッチンへ行くと「勝手に開けまーす」と冷蔵庫を物色し始めた。
「これだけあれば大丈夫だね。お粥で良い？寝て待ってて」
部屋で寝るよう言われたけど、1人は寂しいし眠れそうにない。ソファに寝転んでテレビでも観ることにした。
鍋や包丁、食材を使うたびに「借りまーす」と断りを入れるヌナ。なんだかそんな姿が可愛い。
レシピを見てる感じもないけど、手際よく料理していく。
あ、そういえば今日は丸眼鏡だ。
久しぶりに見たな〜
トントントン、ジャー…
徐々に香る良い匂いと何かを包丁で切る音が心地よい…
「はい、できたよ」
テーブルの上には湯気が上がった丼と、りんごにキウイにフルーツ達。
うわっ、美味そう。
「口に合うかわからないけど…参鶏湯風お粥。」
一口食べると身体が一気に温まる。美味い…
「そんなに一気に食べて大丈夫？無理しないでね、残して良いから」
JK「いや、大丈夫！全部食べられるよ」
あっという間にお皿はぴっかぴか。
やば、うんまかった…
「はい、薬。わ〜きれいに食べたね。嬉しい」
水と薬を置いて、今度は食べ終わったお皿を下げてくれる。いや、ヌナできすぎでしょ。料理もできて気が効く…
JK「すっごく美味しかったよ。毎日でも食べたいくらい」
「また作ってあげるよ」
嬉しそうに笑ってくれたヌナ。なんだかそれだけで癒される…
JK「お腹いっぱいになったからかな〜眠たくなってきちゃった」
「うん、寝な」
また身体が熱くなってきた。それが熱のせいなのか、ヌナのせいなのか…わからなかった。
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年6月24日 23時
