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『離せ、こらぁ』



『いや、それはその…』



隣の部屋から聞こえる大きな声で目を覚ます。



なんだよー、まだ寝てたいのに…



ユンギヒョンの部屋から聞こえる声。ヒョンとあれ、男にしては高い声だな…



ベッドに寝転んだままぐるぐる頭の中で考える。



あ、Aヌナだ!!



本当に来てくれたんだ。
今日1日沢山話しできるかな〜でも風邪移しちゃうかなぁ。



……待てよ。なんでヌナがユンギヒョンの部屋にいるの?



昨日すぐ帰ったはずだよね?



『離せこらぁ』って何?どういう状況?



まさか、ユンギヒョンと…



まじか…



心臓はドキドキ、モヤモヤ。



いてもたってもいられなくて、部屋の外へ。



くそー、まだ頭がガンガンする。



部屋を出ると廊下に、顔を真っ赤にしたAヌナと後を追ってきたのかユンギヒョンが立っていた。



ヒョンも真っ赤な顔だし、珍しくオドオドしている。



その2人の前に立つ準備万端のテヒョニヒョン。



なになに!2人の間に何があったの…



V「いやらしいことしてたんだ!!」



いやらしいこと…?



テヒョニヒョンの発言に顔をさらに赤くするAヌナ。



ブチッ



俺の中で何かが切れる音がした。

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作者名:あんこ | 作成日時:2018年6月24日 23時

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