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Aヌナと仲良くなりたい。
本当は存在を知ってから気になってはいた。
某動画サイトでUPされていたダンス動画を何度も見て、Aヌナの表現力や男顔負けのキレのあるダンスに惚れてしまった。
でも、人見知りが邪魔をしてなかなか話しかけられなくて…
仕事に対する思いを聞いたら、自分が作っていた壁が一気に消えてヌナの事をもっと知りたい、もっと話しをしたい…！と構ってオーラをダダ漏れにしてみたけど…
ぜーんぜんAヌナには届かない。
ぐいぐい行くテヒョニヒョンと「プロ意識が高くて好き」と俺たちの前で言っていたユンギヒョン。
なかなかこの2人を超えられない。
ピアスのことも…
俺だって気づいてたし！！
その日は事務所でダンスの練習をしていた。
俺たちに求められるパフォーマンスは日々レベルが高くなってきて、その質を保つには練習あるのみ。
いつもと同じ練習も今日はとっても身体にこたえた。
帰ろう…
マネヒョンの運転する車に揺られていると、宿舎が見えてくる。
あ、良いこと思いついた…
JK「ヒョン、ヌナの部屋番号ってわかります？」
マネ「あー302号室だったかな〜ねむー」
うわ、このヒョン、普通に教えてくれたよ(笑)
無性にAヌナに会いたくなってヌナの家に向かう。
ちょっと話を聞いてもらって癒されよう…
ピンポーンー
あれ？
何回か押したけど、反応はなし。
まじかー。今日事務所にもいなかったけど？
ってか、Aヌナの連絡先知らない。
少し待ってみよ。あー、眠くなってきた。
寒い……
「なんでいるのかな？」
遠のいていた意識が戻ってきて、顔を上げるとずっと待っていた人。
なかなか部屋に入れてくれないヌナは、いつもより高い声で饒舌。おまけに、顔が赤い。
誰とどこに行っていたのか事情聴取したいしのに、
一向に部屋に入れてくれない。
テヒョニヒョンは入れたのに…
結局、誰かの足音が聞こえたのを良いことに無理矢理部屋に入れてもらった。
部屋はヒョンから聞いた通り、シンプルであまり生活感が感じられない。
ぶつぶつ文句を言いながらも、なんだかんだ話を聞いてくれるヌナにやっぱり優しい。
一緒に飲んだ相手も聞けた。女友達だって。
男じゃなくて良かった…
あー、安心したら、また眠くなってきた……
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年6月24日 23時
