無愛想な君 (ページ26)

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JK「遊びに来ちゃった」

「いやいや、え、なんで？というか、私の部屋番号教えたの誰！？」

JK「マネヒョンに聞いたら教えてくれたよ？てか、ヌナいつもよりテンション高いですね。あれ…お酒の匂いがする。酔ってるの？」

距離を近づけてきて、犬みたいに私の身体をくんくんしてくる。
なんなのこれ、めっちゃ恥ずかしいんですけど…

「ちょっと友達と飲んできただけだよ。そんなに酔ってない」

JK「へー友達…とりあえず、家お邪魔しても良いですか？」

「え、無理…」

JK「テヒョニヒョンは入れたのに…俺はダメなんだ…」

「いや、Vも無理やり…」

JK「やばい、誰か来た。ヌナ、早く」

確かにエレベーターが着いた音が聞こえる。

あーもう、仕方がない…

JK「おじゃましま～す！うわ…なにもないね！」

「はぁ、デジャブ…」

とりあえずジョングクをソファに座らせて、紅茶を淹れにキッチンへ。

少し目を離したすきにジョングクの姿はソファになくて、リビングをウロチョロして部屋を散策している。

「で、どうして家に来たの？」

JK「事務所で練習して、暇だったから遊びに来ました。それにこの前Vヒョンがお邪魔したって聞いて、良いな～って…」

「ずっとドアの前で待ってたの？風邪引くだろうし、誰か来たらどうしてたの？パパラッチだってそこらじゅうにいるかもしれないし」

JK「Aヌナが家にいると思ったんだもん…でも、いないし…帰って来たと思ったらお酒飲んでるし…」

シュンっとしているジョングク。別に悪いことをしているわけじゃないのに、申し訳ない気持ちになってきた。

JK「で！誰と飲んで来たんですか？」

「韓国にいるダンサー仲間だよ。」

JK「男の人…?」

「いや、女の子。」

JK「そうですか！！ヌナにもお友達がいるんですね！」

「私をなんだと思ってんの」

家を見たら気が済んで帰るかな？と思ったら、体をソファにもたれかけてリラックスモードになり始めた。

目が更にタレ目になっている。本当に可愛い顔してるな。

JK「ヌナの部屋落ち着く…」

「え、待って、寝ないでよ？」

JK「ちょっと休ませてください」

よく顔を見ると目の下にはクマ。今日もテレビ番組の収録に加え雑誌の撮影、練習…

そうとうハードだったんだろう。

しょうがない。少し仮眠とらせてあげるか。