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「ハナ〜久しぶり」
「あ、A！！会いたかったよ〜」
今日は韓国人の友達ハナとご飯。
ハナは韓国のとある芸能事務所所属のダンサー。
アメリカに行く前に2年くらい私もその事務所でお世話になっていて、そこで仲良くなった。
私が韓国で過ごした時間を全て知っている親友だ。
ハナ「で、そっちはどうよ？防弾少年団さんは」
「どうって…ダンスのレベルも高いし、逆に私が鍛えられてるって感じ」
ハナ「へ〜最近すごい人気だもんね。まさかAが防弾少年団に着くとわ…仲良くはできてんの？」
「まぁね、気軽に話しができる間柄にはなったかな」
ハナ「それで？誰とLOVEなの？」
「いやいや、それはない。私は雇われの身だし」
ハナ「雇われの身だって恋ぐらいできるでしょ？Aは恋した方が良い。1人だと、どんどん仕事にのめり込んでいくでしょ？で、苦しくなる。簡単に人に甘える性格ではないんだからさ〜」
「私のこと理解しすぎてて怖いんだけど」
ハナ「あんたの親友なんだから、当たり前！！」
「心配してくれてありがとう。でも、前みたいな事にはならないよ、もう」
ハナ「本当に…？兎に角、何かあったら言ってよ？もう、Aの苦しんでる姿見たくない」
「ありがとう」
ハナ「で、あいつらとは連絡とってるの？韓国にいることは教えた？」
「いや…全然。連絡とってないから伝えてない。知らないんじゃない？」
ハナ「…みんな会いたがってるよ」
「うーん、でも、合わせる顔がないというか…」
ハナは気にしすぎだと言うけれど、ちゃんとお別れもせずに去った私を恨んでるに違いない。
あ、さっきから誰の話してんの？って思いますよね。あとからちゃんと言いますね。
もう少しお待ちを。
それからダンサートークやハナの彼氏さんの話をして盛り上がってお開き。
お酒も入って気分が良い。帰りは歩いて帰るつもりだったけど、ハナの彼氏さんの車に一緒に乗せていただいた。
ハナ「じゃ、また連絡する！」
「うん、ありがとう！気をつけてね」
2人が乗った車を見送ると、なんだか急に寂しさが押し寄せてくる。
さっきのハナとの会話を思い出す。
彼らは今何を考えてるんだろう？私のことは忘れたんだろうか。まぁ、仕方がない。
あの時、ちゃんと皆んなと話していたら…
『あ、Aヌナおかえりなさい。」
「え、なんでいるのかな…」
デジャブなんですけど。
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年6月24日 23時
