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V「お腹空いた〜何作ってくれるの?」



「肉じゃが、味噌汁、ナムル、ほうれん草のおひたし。日系スーパーで材料買ってきたんだ。悪いけど、和食だから。」



V「和食好きだから大丈夫!何か手伝うよ!」



「あ、危ない!」


V「うわぁ…手が滑ったー。危なく中指なくなるところだったよ!ははっ!」



「…指がなくなる前にやめよう。仕事で疲れてるでしょ、ゆっくり休んで」



何か手伝おうと思って張り切ってたのに、ジャガイモが滑ってドンガラガッシャン。



Aヌナにキッチンから追い出されてしまった。



V「ヌナ今日何してたの?」



「仕事してから買い物」



V「ふーん」



料理に夢中のヌナ。手際よく野菜を切っていく。



料理得意なんだな〜





見た目が派手だから意外だった。
ギャップ萌えってやつ?




しばらくその様子を見ていたけど、話しかけても素っ気ないし構ってくれないから、部屋を散策することに。



と言っても何もないんだけどね。





こっそり寝室に行くと、部屋の片隅にあるダンボールからよく見たことのある物が顔を出している。



V「俺たちのアルバムじゃん…」



その下にも俺たちのCD…





今回の仕事の為だろうけど、熱心に聴いてくれていると思うと嬉しい。



V「あれ、これはEXO?」



CDの束から見慣れない本のような見た目のもの。
これ、EXO先輩のアルバムだ。



明らかに仕事用の俺らのCDの他にはEXO先輩だけ。
ヌナ、ペンなのかな?




「ここにいたの?ご飯できたよ」



V「ヌナEXOのペンなの?これEXOの1st albumだよね?」



「いや、その…知り合いからもらっただけだよ」



V「ふ〜ん。それを大事に日本から持ってきたんだ。ペンでもないのに」



「……荷物に混じっちゃっただけだよ。それより、早く食べよう。ご飯冷めちゃう」



ほら、また話逸らした。都合が悪くなるとすぐだ。
別にEXOのペンだって隠さなくても良いのに。


ベッキョニヒョンとは仲良くさせてもらってるから、サインくらいもらえると思う。それくらい俺を利用しても良いのに。不思議な人だなAヌナは。

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作者名:あんこ | 作成日時:2018年6月24日 23時

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