20 ページ20
V「お腹空いた〜何作ってくれるの?」
「肉じゃが、味噌汁、ナムル、ほうれん草のおひたし。日系スーパーで材料買ってきたんだ。悪いけど、和食だから。」
V「和食好きだから大丈夫!何か手伝うよ!」
「あ、危ない!」
V「うわぁ…手が滑ったー。危なく中指なくなるところだったよ!ははっ!」
「…指がなくなる前にやめよう。仕事で疲れてるでしょ、ゆっくり休んで」
何か手伝おうと思って張り切ってたのに、ジャガイモが滑ってドンガラガッシャン。
Aヌナにキッチンから追い出されてしまった。
V「ヌナ今日何してたの?」
「仕事してから買い物」
V「ふーん」
料理に夢中のヌナ。手際よく野菜を切っていく。
料理得意なんだな〜
見た目が派手だから意外だった。
ギャップ萌えってやつ?
しばらくその様子を見ていたけど、話しかけても素っ気ないし構ってくれないから、部屋を散策することに。
と言っても何もないんだけどね。
こっそり寝室に行くと、部屋の片隅にあるダンボールからよく見たことのある物が顔を出している。
V「俺たちのアルバムじゃん…」
その下にも俺たちのCD…
今回の仕事の為だろうけど、熱心に聴いてくれていると思うと嬉しい。
V「あれ、これはEXO?」
CDの束から見慣れない本のような見た目のもの。
これ、EXO先輩のアルバムだ。
明らかに仕事用の俺らのCDの他にはEXO先輩だけ。
ヌナ、ペンなのかな?
「ここにいたの?ご飯できたよ」
V「ヌナEXOのペンなの?これEXOの1st albumだよね?」
「いや、その…知り合いからもらっただけだよ」
V「ふ〜ん。それを大事に日本から持ってきたんだ。ペンでもないのに」
「……荷物に混じっちゃっただけだよ。それより、早く食べよう。ご飯冷めちゃう」
ほら、また話逸らした。都合が悪くなるとすぐだ。
別にEXOのペンだって隠さなくても良いのに。
ベッキョニヒョンとは仲良くさせてもらってるから、サインくらいもらえると思う。それくらい俺を利用しても良いのに。不思議な人だなAヌナは。
499人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんこ | 作成日時:2018年6月24日 23時