12 ページ12
SG「あーこれ、こっちの方がしっくりくるかも…」
「うん。そうですね、こっちの方がかっこいい」
アレンジの作業中、まさかのパソコンがフリーズするという大事件が起こった。けど、救世主シュガ様のおかげで、今日予定していた仕事が終わりそうだ。
しかも、メンバー直々にアドバイスをいただけて本当に助かる。
SG「あーもうこんな時間だ。続きはまた明日にしましょう」
「そうですね。シュガさんのおかげでだいぶ仕事が片付きました。ありがとうございます」
SG「いや、全然気にしないだください」
そう言って目を細めて笑うシュガさんになんだか癒される。
最初は私が制作に入っていくのを嫌がっていると思ってたけど、実は良い人なのかも。
SG「毎日こんな時間まで残ってるんですか？」
「最近はそうですね」
SG「あまり無理しないでくださいね。それに、夜道は危険ですから。今日はマネヒョンに送ってもらいましょう」
「いやいや、悪いですよ。タクシーで帰ります」
SG「パソコン買わなきゃいけないんでしょ？マネヒョンの運転はタダなので」
駆け出しのダンサー。そんなに所得も良い方じゃないし、アメリカ留学で貯金もすっからかんなわけで…
「お言葉に甘えます」
帰る準備をして、駐車場でマネージャーさんが来るのを待つ。
特に話すこともなく沈黙…
あ、気になることあったんだった。
「シュガさん誕生日、1993年の3月9日ですか？」
SG「え、そうですけど…」
「あ、会って2日目なのに、気持ち悪いですよね、以前プロフィール見た時に覚えたんです。日本の好きな曲のタイトルが3月9日で」
SG「へ〜そんな曲があるんですね」
「はい。良い曲なので、ぜひ聞いてみてください。それでなんですけど、日本だとシュガさんは私と同じ学年になるんですよ。なので、良かったら敬語崩してください」
SG「良いんですか…？じゃあ、俺のこともユンギって呼んでください。本名なんです」
「わかりました。私のことも呼び捨てして」
SG「わかった、Aって呼ぶ」
ずっと気になっていた事を伝えたら、トントン拍子で話が進んで一気に距離が縮まった気がする。
マネ「おーいお待たせ！さて帰るか！」
……………
マネ「今日はユンギもここで良い？」
SG「うん。ありがとう」
「こっから家近いの？私の家ここ」
SG「俺の家、こっち」
「えぇえ、まじか。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 499人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんこ | 作成日時：2018年6月24日 23時
