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SG side
事務所に1人残り作業中。なんだか煮詰まってしまって、気分転換に部屋を出た。
コーヒーでも飲もうかな…
自販機の前に行くと、見慣れない姿が。
「お疲れ様です」
SG「あ、お疲れ様です…」
ジャージにオーバーサイズのTシャツを着て、汗だく。練習生か？みたことないけど…
こんな派手な髪色の練習生なら目立つはずなのに、会ったのは初めて。
背は俺より少し低いくらい。白い肌を流れる汗がキラキラしている。
彼女がチョイスしたのはスポーツドリンク。
自販機から取り出すとベンチに座り、静かにそれを飲む。
横には大きなリュック。
登山でもするのか？
特に会話もないし、まぁ、初めて会ったわけだけど…
なんだか、気まずい…
「お先に失礼します。シュガさんもほどほどに。」
SG「あ、はい。お疲れ様でした…って、え？」
俺の名前知ってるの！？
まぁ、一応事務所所属のアイドルだから知ってるか…
俺はあなたが誰か知らないけど！！？？
もう一度彼女の方を見ると大きなリュックを背負って颯爽と帰って行った…
練習生でもなさそうだし、スタッフでもなさそうだし…
だから、誰？
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年6月24日 23時
