214話 交換条件とそこからの ページ19
〜貴方 side〜
久しぶりに、身内以外で元の姿に喋り方で今こうして2人と再会している。実はりょー兄の会社へ手を回したのはun:cさんで、くーちゃんの元からあったであろう打ち合わせを延期するように手を回したのは歌詞さんだ。あ、それは置いといて。
センラ「えっと、とりあえず聞きたいのがその………。男装してることやねんけど……。」
96猫「あ、そこ確かに聞きたい……。」
『やっぱりそうなるよね??いとこの家……、まあ天月こと翔兄さんの家の都合だよ。それからずっと男装してる。』
ちなみに2人に口封じするためだからここをばらすことは許可貰い済みだよ。
96猫「あ、やっぱりそこはそうなんだ。」
『うん。』
センラ「じゃ、まふくん達と会ったのもA??」
『そうだよ??まさか同業者だなんて当時は思いもしなかったけどね?それは2人も例外なくね??
それでね。なんで"私"が"元の姿"で、2人に会ったかというと、この事、絶対他の誰にも喋って欲しくないんだ。』
そう、ここだった。瀬奈家の娘だということ、女だということ。ここをバレるわけにはいかないんだ。少なくともちゃんと結婚して戻るまでは。
96猫「それは全然ええけど、理由は??」
『2人にだから話すけど、ほら、水瀬家が8月に婚約するってあるよね?あれ、相手私なの。』
センラ「えっ、あの噂はほんまやったん??」
『そうなの。だから本当にね、記事書いてる人って鋭いなぁって。だから、内緒にしてくれる??』
センラ「まあ、それはペラペラと他に話せへんし、そもそもこっちも他のメンバーには黙って行動してるから、ええで。あ、でもその代わりにさ、こういうのはどう??」
ああ、交換条件、ってことかぁ。まあ瀬奈家の娘で女子であることも黙り通してくれるのならーーーー。
96猫「それ、今わしも言おうとしてた!!!ね、どう!?!?!?」
『いいよ。だからちゃんと誰に聞かれても黙っててよ??あ、そろそろ出かけなきゃ行けないからこれで失礼するね!!』
そういい外に出る。そして少し先を曲がるとーー。
Sou「A!!どうだった?」
『わっ、瑞希!?!?びっくりした……。あ、上手くいったよ??ただまあーー。』
まさか待ってるなんて思ってなかったけど、交換条件の事を話す。
Sou「うーん。まあ仕方ないかーー。ってそれより!!今からーーー」
『っ!?!?!?///』
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作者名:れの | 作成日時:2018年4月6日 22時