99話 その気持ちがわかる/けど俺はーー ページ20
〜センラ side〜
歌詞さんとun:c君が部屋に戻っていたあと、自然と解散の流れになった。まあ、その空気は今までになく重かったけど。
センラ「なぁ、志麻君。」
志麻「どうした、センラ君??」
センラ「今みんな、どうしてると思います??」
志麻「さぁ??集まって話したり、自分で考えてるやろ?」
センラ「やろうなぁ……。」
今いるのは僕の部屋で、僕らは唯一あの空気ではっきりと意見を言えた。いや、そういうよりもーーー。
志麻「家のこと、深追いされたくはないのはわかるよなぁ。」
センラ「せやなぁ。僕らだって話してないんやし、話しても何も変わらんから話してない。多分天月君達もそういうことやろうに……。」
そう、僕らが義兄弟ってことを言ってないのと変わらんと思った。だからどっちでも、というかどうでもよかった。そもそもこのシェアハウスに誘われた場合、来るのも来ないのも"自由"。だからずっといるのが当たり前じゃないこと、皆忘れてるやろ??
志麻「まあ、急すぎるのはびっくりしたよな。」
センラ「せやね。あの様子やと店長にも言うてへん。」
志麻「となるとよっぽど急いでる。」
センラ「それか本当は言わずに出て行く気でいたか、やね??」
志麻「それが家の事情ならそんなものなのかもな。」
〜同じ頃、そらる side〜
まふまふ「どう思います、そらるさんは。」
そらる「どうって……。確かに天月の事ばっかり考えてて2人のことを知ろうとしてなかったのは事実だよな。」
まふまふ「ですよね………。あ、luz君なら何か知ってるのかな……。」
そらる「知っててもどうせ話さないだろ。」
まふまふ「あっーーー、それもそうか。」
ふと天月たちの声で気づいた。そう思えば俺も話してないことはあった。相方のまふまふにまだ俺の親の事とか色々を話していないのと、今回の件は変わらない。ただ俺は天月君達とは違う。それはーー。
そらる「まふまふ、俺、まだお前に話してないことがあるんだけど。」
まふまふ「えっ!?何ですか???」
そらる「まず俺の両親の仕事のこと。それともう一つがーーーー。」
まふまふ「なんでそれ黙ってたんですか!?もう!!!そんなに僕が頼りないですか!」
そらる「そんなことない。まずお前の1件解決してからだと思ったから。それに今ちゃんと話したし。」
まふまふ「そうですけど!!これからどうするか、考えますよ!!」
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碧依(プロフ) - 吸血鬼!?読みたいです!! (2019年4月6日 1時) (レス) id: ef8212093f (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 望結さん» 返信遅くなってすみません!!応援ありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2018年2月14日 23時) (レス) id: 740ce85763 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - ゆるとさん» 返信遅くなってすみません!!見てくださってありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2018年2月14日 23時) (レス) id: 740ce85763 (このIDを非表示/違反報告)
望結(プロフ) - 100話突破おめでとうございます!続きがとても楽しみです!これからも頑張ってください!本当に100話突破おめでとうございます!!! (2018年2月4日 10時) (レス) id: bdb9fa4f1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆると(プロフ) - 100話突破おめでとうございます!!!!これからも頑張ってください!更新楽しみにしています!!! (2018年2月3日 22時) (レス) id: 71002a7187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2018年1月23日 23時