△104話▽ ページ17
〜次の日、貴方 side〜
きっと、今頃天馬君達は観覧車で鳳ちゃんに話してる頃かな、なんて思いながらーー。
『あの、鳳慶介さんに晶介さんですよね?』
晶介「あ?そうだけど…………誰だお前は。」
『はじめまして、母の会社がお世話になっています、時雨Aです。』
そう、鳳ちゃんのお兄ちゃん達に会いに来てみた。こんな堅苦しい喋り方は私に合わない気もするけど、今は仕方ない。
晶介「確かに視察で来られてた時に、密かに娘がいるとは聞いてたけど……」
慶介「お世話になるのはこちらの方だ。それにしてもわざわざ挨拶をしに来てくれたのか?」
『あー、まぁ母から見かけたら挨拶するように言われてたのもあるんですけど、1つ伝えておきたいこと、というより私個人的な意見がありまして……』
晶介「意見???」
『私が言っても意味は無いと思います。でも母から提携の話を聞いて、実際に私もここで"友人"と遊んで、働く"人"の話を聞いて思ったんです。全てのエリアを、しっかりと見た上で提携するかの判断はした方が良いんじゃないかなと。
確かにライリー社と提携を結べば、少なくとも若者層を確保できるとは思います。しかしそれはあくまで新たに来る客層。今来ているここの客層を潰しては意味はないと思います。そうですね、一時期的に売上としては回復しても、長くは続かないと思います。』
そう、ワンダショとレオニードのみんなで遊んだ時のこと、そして日頃天馬君達から聞く自分たちのステージや他のキャストの様子まで。これまでの私のフェニランに関する"経験"から出たまでのことだよ??www
晶介「見かけによらず、鋭いとこ見てんだな。」
『あはは、それ程でもないですよ??まぁでも、鳳家の皆さんはちゃんとここのことについて考えてるのは確かです。それはいまここでキャストとして働く妹さんも変わりありませんよ。』
慶介「えむを、知ってるんですか?」
『まぁ、クラスメイトの知り合いなので。あと、この間の喧嘩してるところ、盗み聞きしてまして、その時に思いましたよ。
確かに彼女の言うことは無理難題です。でもそれは逆に捉えるなら、色んな角度から、ここの可能性について考える力があるってことです。彼女の無理難題が本当に実現できないのか、それともここで働く"人達"次第でどうにかなるかもしれませんよ??では、お忙しいところ失礼しました。また、会えるといいですね??』
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Sara - この小説とても面白くて1章から一気見しました。 (2022年3月29日 20時) (レス) @page37 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)
Sara - 1.5周年の前にニーゴイベとは、、、(えななんとリンちゃん求めて200連して、爆笑した人ニーゴイベはボーダー高いですね。) (2022年3月29日 20時) (レス) @page37 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - これからも、頑張ってください! (2022年3月19日 16時) (レス) @page35 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2022年1月28日 14時