△100話▽ ページ13
〜翌日、貴方 side〜
司「…………というわけで、えむが何か隠しているのは確かなんだが、話してくれる様子がなくてなーーー。」
放課後、相談に乗って欲しいって天馬君に言われたのが朝クラスに着いた時。そして同じ様な内容をLINEで伝えてきたのが草薙ちゃんと神代君だった。ま、鳳ちゃんのことだろうとは思ったし、バイトもないから全然いいんだけどね。
『うーん、鳳ちゃんの家の問題ってことは鳳財閥でしょ？家の問題は難しいし、経営に関するならもっと難しいよね……』
寧々「いつもはなんだってペラペラ話すくせに……」
司「…………いや、えむはああ見えて、大事なことほど話さない。だからきっと今回もそうなんだろうが…………」
類「あの調子じゃそう簡単には話してくれないだろうね。もう少し、方法を考えてみる必要がありそうだ。」
なるほど、やっぱり鳳ちゃんは話したがらなーーってん？
『天馬君、その言い方だと前にもそんなことがあったの？』
司「あぁ、それこそ我らのメインステージの存続についてを黙っていたな。」
寧々「それってーーーー」
類「司くん、あの時はどうしてえむくんは話してくれたんだい？」
司「どうしてと言われてもだな…………。えむや寧々、類に謝ろうと園内を探してた時、観覧車のところにえむがいてだな、それでえむが乗ろうって言ったんだ。」
『うんうん。』
天馬君が3人に謝るってなんだろって思うけどまぁそこは聞かないでおこう。
司「それで園内を観覧車の上から見ている時に自然とえむが話し出したんだ。1年前におじいさんが亡くなった話を。そして連休までに人が入らなければ潰れるという話をな。」
なるほど…………ってことはさ？？
『観覧車っていいよね。園内全てを見渡すことができるじゃん！！』
類「まぁ、そこが観覧車の醍醐味の1つだろうね。」
『観覧車でなら、話してくれるんじゃないかな？まぁ、それにはちゃんと3人がどうしたいかって気持ちや決意もいるとは思うけどね？？』
寧々「どうしたいかって……そんなの決まってる。」
類「あぁ、そうだね。いつも貰ってばかりだから、たまには恩返しをさせてもらおうか。」
司「よし！そうと決まれば4人で集まるのが明日だ！明日実行するぞ！！感謝するぞA！！」
『まーた大きな声で大げさだなぁwwwwww 鳳ちゃんのこと、ちゃんと笑顔にさせてね！！！』
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Sara - この小説とても面白くて1章から一気見しました。 (2022年3月29日 20時) (
レス) @page37 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)
Sara - 1.5周年の前にニーゴイベとは、、、(えななんとリンちゃん求めて200連して、爆笑した人ニーゴイベはボーダー高いですね。) (2022年3月29日 20時) (レス) @page37 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - これからも、頑張ってください！ (2022年3月19日 16時) (レス) @page35 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れの | 作成日時：2022年1月28日 14時
