【プロセカ】明るくて皆のムードメーカーな彼女の本当の想いは………………？ 【第2章】

△50話▽ ページ3

〜貴方 side〜


驚いた。まさか本当に志歩がSTANDOUTに誘われてるだなんて。



志歩｢ごめん、A。｣



『なんで謝ってるの？？むしろ志歩にとっては良い話ではあるでしょ？？でも、星乃ちゃん達ともやりたいんだよね？？』




志歩｢まぁ、そうなんだけどーー｣




『見てから、聴いてから決める。志歩はそういうスタンスでもあると思ってるよ？』



そう、私からすれば常に冷静に周りを見て、かつ自分の信念、プロになりたい気持ちは絶対に曲げない。




志歩｢じゃあAはどうなの？｣


『えっ？』



志歩｢前から気になってはいた。何のためにギターやドラムをやっているのかって。｣



何のために、か………………。それが今の志歩の迷いへの手伝いになるとするならばーー。




『これ聞いて、怒らないでくれるなら答えるけどなぁ。』




志歩｢何それ、どういう意味？？｣




『なんの為でもないよ。ただそこにギターとドラムがあるからやるだけ。』




志歩｢え？？てっきりプロ目指してるのかとーー｣




『そこは肯定も否定も出来ないラインかなぁwwwwwwじゃ、また今度ね！！もしSTANDOUTのライブ見る決心がついたら連絡よろしく！！』




いつまでもここでだべってたら店長に怒られそうだからねwwwwww にしてもーーー。




『理由なんて、いるのかな…………なんてね？？？www』



誰かにそういう風に聞かれたこと、あんまり無かったからびっくりしたけど、ま、嘘はついてないからね。にしてもーーー





『私がイオリさんにわざわざチケット貰える理由、なんだろうねwwwwww』

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