【暗殺教室】男装少女は今日も素を出せない Part6【歌い手】 (ページ1)

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☆202時間目☆ ページ1

～業 side～

殺せんせー「皆さん、いよいよ三学期。本年もよく学び、よく殺しましょう。」

なんてところから新学期は始まったけれど、皆それに返せるわけがなかった。俺だって、まだ悩んでるくらいだし。殺せんせーはこうなるのもわかっててそれも覚悟の上で話したはず。そんな時ーー。

イリーナ「1番愚かな殺し方は、感情や欲望で無計画に殺すこと。これはもう動物以下。そして、次に愚かなのは、自分の気持ちを押し殺しながら相手を殺すこと。」

突然喋り出したビッチ先生。それは、今の俺達へのアドバイスみたいでーーー。

イリーナ「散々悩みなさいガキども。アンタ達の1番大切な気持ちを殺さないためにも。」

1番大切な気持ち、か。そう言えばーーー。

業「やけに大人しいなぁ、成宮に瑞希さん。」

『ん？俺がなんだって？？』

業「げっ、地獄耳かよ。」

『いや、隣だし聞こえないわけがないから。大人しいも何も俺には関係ないし。花菜は絶賛悩み中かもだけど。』

業「相変わらず冷めてるなぁ。このクラスの状況みても何も思わないんだ。」

『いや？？そりゃいつまでもこんな雰囲気でいられるのは勘弁して欲しい。だからこそ、悩んでぶつかればいいんじゃない？？』

へぇ、彼にしては意外とクラスのこと考えてたね。ま、俺はそろそろ固まってきた方だけど、ね？？