【暗殺教室】男装少女は今日も素を出せない Part6【歌い手】 (ページ9)

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☆210時間目☆ ページ9

～前原 side～

今のところやっぱりこっちの方が不利か。と思うけどこっちだってそう簡単に何もしてないわけがなくーーー。

木村「よっしゃ。この調子であと2、3人やっとこーぜ。」

岡野「え、でもカルマは深追いせずに一撃離脱って……」

木村「見ろあそこ。原さんだ。後方待機をいいことに武器も置いている。あの状態からじゃ反撃すらできやしないぜ。」

岡野「だね。よし、狩ろうか。」

お。やっぱり引っかかってくれたじゃん。いやー、待機してた甲斐があったわ。

原「夜なべして作った手作りトラップよ。母は強し。」

前原「丸腰な原は美味しそうな獲物に見えただろ？こーなっちゃ何も出来まい。さる山送りだな。」

岡野「尻を切るな尻を！」

岡野あたりなら引っかかってくれるかなって思ってたらまじで引っかかったし、木村も脱落させれた。さて、こっからどう動くかはお前に任せたぞ。俺ら青組の指揮官、磯貝よ？？？

～磯貝 side～

俺が指揮を執って、真っ先に指示したこと。それは渚で、戦況を見て好きに動けと。だって兵士として使えば渚の戦力は並以下だからだ。戦力で劣るチームで渚を活かすには、"戦闘"の枠にはめない方がいいから。そして今はーーー。

奥田「あっ、あそこです！！」

磯貝「こっちの陣形が筒抜けだと思ったら、やっぱり見てたか！」

偵察していた三村を仕留めつつ、そろそろ旗を奪う戦略を考える。こう思うと先に片岡や竹林を仕留められたのはこっちの作戦を奪うためか。今はそこを気にしてる場合じゃない。旗をとる。そのためにはーーー。

磯貝「いいか皆。この劣勢で勝つにはリスクを取る必要がある。守備は捨てる。速水とイトナを全力で殺るぞ。2人さえ殺れれば赤の旗を守るのはカルマ1人。一気にかたをつけるんだ！！」

本当は今こうして皆と戦っていると、Souのいう和解が良かったのかもしれない。でも、それを考えるのはこれが終わってからでもいいだろ。そうだよな、AにSou？？