【暗殺教室】男装少女は今日も素を出せない Part6【歌い手】 (ページ6)

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☆207時間目☆ ページ6

～そらる side～

クラス全員が、暗殺をしていないAですら意見をはっきり言い、それぞれのチームが作戦会議をし始めたところで、ふとこの計画を企んだ日のことを思い出す。それは冬休み最終日のことーーー。

まふまふ「殺せんせー。どうするつもりなの。」

殺せんせー「どうする、と言いますと？」

そらる「あんたなら分かってたでしょ。あの話をすれば皆が重荷を背負って悩むこと。」

天月「それでも先生は教師として最後まで貫き通せるの？」

打ち合わせの帰り、たまたま殺せんせーを見かけたから俺らの、今の正直な気持ちを伝えた。するとーー。

殺せんせー「状況に応じ柔軟にやり遂げる覚悟がなければ最初から教師にはなっていません。」

その言葉には殺せんせーの覚悟が見えた。自分の命を使った授業。それがこのE組であることを。そこでーーー。

そらる「俺、ちょうどしばらく暇なんですよね。それは2人もだよな？」

まふまふ「そうですねぇ。割と1月はゆっくりですし。」

天月「僕もそうだね。だからまぁこの大きなクラスの決断の決定手段、ちゃんと僕らで用意しませんか？」

……と、まあそんなこんなで色々考えた中で今回の結果がこの方法で決めることだった。

イリーナ「で、一応あんたたち3人はどう思うの？」

まふまふ「え？僕なら殺す派かな。楽しいし、殺してこその絆だよね。」

天月「えっ？そうなの？僕、殺さない派かな。シンプルに生きてて欲しいもん。」

いや、まさかこっちに話を降ってくるとは。んでもってお前ら真っ向から違うんだな。まぁごもっともーーー。

そらる「俺は瑞希さんと同じ理由でのどっちでもない、かな。」

まふまふ「え、意外ですね。てっきり殺す派かと。」

天月「僕も、そらるさんは殺す派かなと思ってた。」

殺せんせー「先生でもそう思ってました。」

そらる「いや、お前ら俺をなんだと思ってんの。どっちの言い分もわかるから仲直りしてほしいし、シンプルに両方やってみるのもありだと思うだけだからな？？」

そう、自分達の親が殺せんせー(まぁ、死神か)に殺されたという事実もこみで、こう思う。殺すも生かすも全力でやればいいと。でも納得した答えを探すためのこれだからこっちの考えよりあいつらの判断次第だろ。