今日も今日とて仕事が多い［名探偵コナン］Wild Police Story

33話　計画的犯行 ページ34

萩原「お？Aちゃんも見入っちゃってる感じ？」
『あぁ…カッコいい、と思う』
諸伏「ありがとう、嬉しいよ」

桜の色とバックの青が色鮮やかでとても綺麗な色彩だった

萩原「色もいいねぇ♪」
諸伏「でしょ？」
降谷「体育祭が楽しみだ！」
伊達「ん？」

すると、屈んで見ていた伊達が声を上げた

伊達「猫の足跡……？しかも少し臭うし……」

伊達が見ているところを見ると、確かに猫の足跡が4つ程ついていた

松田「そうなんだよ！他の教場の奴らに自慢しようと窓の外に掲げてたら……風で吹き飛ばされた上に……旗の上を野良猫がクソ踏んだ足で歩きやがってよ……」

松田「その猫を萩と捕まえようとしたら、ひっかかれてこのザマよ……」

松田はさっき私が巻いた指の包帯を見せた

萩原「だからあの猫臭ってたワケね……」

松田「んで、外守のオッサンのクリーニング店に持って行こうとした矢先に……鬼公に呼び出しくらって……」

それで、あの場所にいたのか……


――――――――――――――――


私が父さんから預かった書類を鬼塚さんに届けに、教官室へ行くと

『ん？……お前ら、何やってんだ？』
萩原「あっ！Aちゃ〜ん♡」

大きなハートが見えそうなくらい、甘ったるい声を出した萩原がこっちに突進してきて、腰に抱きついてきた

擦り寄ってくる萩原の頭をグイグイ離しながら

『で、何してるんだ？』
降谷「ちょっと教官に呼び出されてな」
『まーた余計な事したのか？』
諸伏「Aちゃんまでそう言わないでよ！」
伊達「まあ、あってるけどな」
『ふーん』
松田「Aこそ、何か鬼公に用なのか？」
『私は父さんに頼まれた書類を届けにきたんだ』

私はプリントをヒラヒラと見せて、そのまま教官室をノックし、教官室に入った

『失礼します。Aです。鬼塚さんはいらっしゃいますか？』
鬼塚「おぉ！Aちゃん、何か用かね？」
『父に頼まれた書類です』
鬼塚「おぉ！これは助かる！ありがとう」
『いえいえ』

鬼塚さんに書類を渡し、無事確認してもらえたので、私は教官室から出た

『失礼しました』

扉を閉めると

『お前ら、まだいたのか』

不貞腐れた顔をした5人がまだ突っ立っていた

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