32話 巻き込まれた ページ33
no side
伊達「よせ!!諸伏!!」
松田「もう間に合わねぇ!!」
萩原「引き返せ!!」
降谷「ヒ……ヒロォ!!!」
ゴォォォォと燃える家の中、諸伏は1人、2階へ階段を登って行ってしまった
私side
この発端は3時間前……
松田「――ったくよォ……何で風呂場がこんなに汚れてんだ?」
松田がデッキブラシでタイルを擦りながら言った
伊達「だから言ったろ?」
伊達「週末にある体育祭の予行練習で……どの教場の奴らも泥だらけ……おまけに昨日は雨ん中でやってたからなぁ……」
って言うか
『なーんで、私までここに来なきゃいけないんだよ』
そう、私は偶然教官室の前でコイツらと鉢合わせし、そのまま流れで同行するハメとなったのだ
松田「いーじゃねぇか、減るもんじゃねぇし」
『誰が好きで男の入った後の風呂を……しかも泥々の!掃除しなきゃいけないんだ』
萩原「Aちゃんが偶然、教官室の前に来たからね〜」
降谷「どうせなら誘ってやろうと思って」
『悪趣味だな』
ニヤッと笑った降谷を睨み、私はデッキブラシに顎を乗せた
諸伏「みんなAちゃんとやりたかったんだよ」
降谷「ヒ!ヒロ!!」
松田「んなことねぇよ!!」
伊達「お前ら……Aは通らねぇかな…ってずっとウロウr……」
萩原「うわぁーー!班長!!?」
伊達「す、すまん?」
『とにかく!早く終わらせるぞ?終わらせたら……』
「「「「「終わらせたら……?」」」」」
5人が揃って、繰り返した
『……やっぱりやめる。言ったらお前ら、テキトーに掃除をしそうだからな』
私はデッキブラシを握り直し、肩に当てた
松田「ケチ」
萩原「意地悪〜」
『松田と萩原はナシな』
松田・萩原「「すいませんでした」」
そう言って、松田と萩原はさっきよりも丁寧に、そして素早くタイルを擦った
降谷「そういえば、体育祭の教場旗のヒロのデザイン……ホントカッコよかったよ!」
諸伏「サンキュ!」
諸伏「まぁ、警察で桜のデザインは……ベタかと思ったんだけどね……」
萩原「確か、今朝出来上がって届いたんだよな?」
松田「オゥよ!この通り……肌身離さず……持ってるぜ?」
松田が肩にくくりつけていたのは、教場旗だったのか……
松田「ババーン!!」
そう言って、松田は教場旗を両手に広げた
私は目を見開いた
桜花爛漫と白字で描かれていて、上に鬼塚教場と描かれ、下に鬼塚さんと松本さんの名前がある
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k-n(プロフ) - 神ちゃんさん» ハロ嫁は現在執筆中です!!もうすぐで完成します✨しばしお待ちをm(_ _)m (11月20日 21時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃん(プロフ) - こんにちは、ハロウィンの花嫁は書かないのですか? (11月6日 0時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2023年3月11日 0時) (レス) @page43 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
k-n(プロフ) - 夜蒼さん» 修正しときました!(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧ (2022年12月23日 23時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
夜蒼(プロフ) - コメント失礼します( . .)"29話なのですが…萩原が灰原になっています (2022年12月23日 18時) (レス) id: 8583bb846a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:k-n | 作成日時:2022年11月22日 0時