27話 FD RX-7 ページ27
降谷零side
『あ、いたいた!降谷〜』
校内を歩いていると、後ろから名前を呼ばれた
振り返ると
降谷「ん?Aじゃないか、昨日はよく眠れたか?」
『あぁ、おかげさまでな』
降谷「それは良かった。それより、どうかしたのか?」
『え?あぁ、昨日のお礼をしたくてな……他の4人はいないのか?』
降谷「ヒロと班長は出かけるって言ってたな……松田と萩原は知らないな……僕も丁度出かけようとしてたところなんだ」
Aは僕の格好を見て、みたいだな、と言った
すると、突然携帯が鳴った
降谷の携帯だった
降谷「もしも…………えぇ!?バンパーが引っかかった車を引きずりながらトラックが暴走!?」
降谷のあげた声に、私は顔を顰めた
降谷「トラックの運転手は気絶してるのか?!」
諸伏《今、おソバ屋さんのバイクを借りて伊達班長と思ってるんだけど……選挙演説の人から借りた拡声器で前の車をどけるのが精一杯で……》
降谷「警察や消防には連絡したのか!?」
諸伏《うん!一応……でもそこから(警察学校)の方が近いよ!教官が車で向かった方が……》
降谷「教官が車で?」
萩原「ああ……FDなら今、陣平ちゃんが……」
降谷の声を聞いて寄ってきた萩原さんが言った
降谷「分かった……すぐに向かう!」
降谷はそう言って電話を切った
降谷「A!教官を呼んできてくれ!僕たちは先に現場に向かう!」
『待て!』
走り出す降谷の手を素早く取った
『待って、私も向かう』
萩原「Aちゃん?」
『その運転手が発作だったら、ある程度知識のある私を連れて行った方が良い。それに、お前らがどうやってトラックを止めるかは知らないが、確実に怪我することは目に見えている』
降谷「…!考えてる時間はない!行くぞ!」
萩原「行くよ、Aちゃん!」
私は降谷を掴んでいた反対の手を萩原さんに掴まれ、2人に引っ張られながら駐車場へ走った
萩原「あれ?いねぇじゃん!」
駐車場に着いたがFDのそばには誰もいなかった
萩原「―っかしいなぁ……修理か洗車してるはずなのに……」
私も運転席や後部座席を覗いた
ガゴッと音がして、降谷が後ろのトランクを開けているのが見えた
「ふぁぁ…あ゛?」
萩原「陣平ちゃん!」
『松田!』
降谷は手短に松田に事情を話して、FDでそのまま現場へと向かうこととなった
萩原「降谷ちゃん、場所わかるんだよな?」
降谷「あぁ」
萩原さんが運転、松田が助手席、私と降谷が後部座席に座った
萩原「飛ばすぜ――?」
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k-n(プロフ) - 神ちゃんさん» ハロ嫁は現在執筆中です!!もうすぐで完成します✨しばしお待ちをm(_ _)m (11月20日 21時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃん(プロフ) - こんにちは、ハロウィンの花嫁は書かないのですか? (11月6日 0時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2023年3月11日 0時) (レス) @page43 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
k-n(プロフ) - 夜蒼さん» 修正しときました!(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧ (2022年12月23日 23時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
夜蒼(プロフ) - コメント失礼します( . .)"29話なのですが…萩原が灰原になっています (2022年12月23日 18時) (レス) id: 8583bb846a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:k-n | 作成日時:2022年11月22日 0時