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2話 ここまで問題児とは ページ2

降谷「流石、手際が良いな」
『医者の娘ですから』
降谷「関係ないだろ」
諸伏「ありがとうな」
『いえいえ、では私はこれで』

私は使った道具を戻して立った

諸伏「送っていくよ」
『大丈夫ですよ』
降谷「いくら寮内とはいえ、何かあったら大変だろう?」
『そんなのより、明日もお二人は朝早いんですから、早く寝た方がいいですよ』


私は2人を寝るように説得し、2人も渋々了承した

降谷「今度お礼をするよ」
『いいですよ、仕事をしただけなんで。おやすみなさい』

私と降谷さんと諸伏さんはここで別れた









『ふわぁあ……』

流石に眠いな……

明日の5時間目の化学以外は寝るか……


『ん?』


ふと、顔を上げると医務室の前に誰か立っていた

『どうかしたんですか?』

「あ?俺は医務室の先公の薬箱に用があんだよ」

その振り返った人物と目が合う

その人は左頬に大きなあざを作っていて
嫌でも何となく察する

「あ…」

彼も私の手に持ってる薬箱をみる


『手当て、しますね?』
「……頼む」


彼を医務室に入れて、椅子に座らせる

薬箱を開けて、ガーゼや消毒を取り出していると、彼が話しかけてきた

「アンタ、A先公の娘さんだろ?」
『?はい、AAです』
「親父さんはどーしたんだよ」
『父は明日早朝から病院勤務なんで、今晩から泊まりに行ってます』
「ふーん……」
 

私は彼の顔に優しく消毒をあてる

「松田陣平」
『?』
「俺の名前。松田陣平」
『松田さん……。あっ』
松田「?あって何だよ」
『薄々感じてましたけど、あなたも鬼塚さんの教場の方ですよね』
松田「…?知ってんのか?」
『よく鬼塚さんが言ってますから』
松田「あの鬼教官……!」

絆創膏を貼り、最後に松田さんの顔の左頬にガーゼを貼った

松田「ありがとな」

松田さんは礼を言って、ドアを開けた

『はい、次からは喧嘩しちゃダメですよ?』

松田「へいへい……ん?俺喧嘩したなんて言ったか?」

『明日のお楽しみですよ、おやすみなさい』

私はそう言って、医務室のドアをしめた





松田さんが去っていく足音を聞きながら、私は薬箱を元の位置に戻した

『私も寝よ』



あくびをしながら、医務室のベッドに横になった

3話 思いもしなかった→←1話 噂には聞いていたが



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k-n(プロフ) - 神ちゃんさん» ハロ嫁は現在執筆中です!!もうすぐで完成します✨しばしお待ちをm(_ _)m (11月20日 21時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃん(プロフ) - こんにちは、ハロウィンの花嫁は書かないのですか? (11月6日 0時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2023年3月11日 0時) (レス) @page43 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
k-n(プロフ) - 夜蒼さん» 修正しときました!(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧ (2022年12月23日 23時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
夜蒼(プロフ) - コメント失礼します( . .)"29話なのですが…萩原が灰原になっています (2022年12月23日 18時) (レス) id: 8583bb846a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:k-n | 作成日時:2022年11月22日 0時

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