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1話 噂には聞いていたが ページ1

これは私がまだ、高校3年の時

今から、7年も昔の話

1人の医務室の医者の娘と、

5人の警察学生のお話






case1 竜虎相搏


私side


夜中2時を回った頃、私はそろそろ勉強を終えようと伸びをした


明日の学校の準備をしようと、鞄を隣の椅子に置いて時間割の用意を入れる

『げっ、明日化学あるじゃん……』

こりゃ、5時間目は寝れないな……



――ガチャ――


ドアノブを捻る音がして、私は振り返った

「…!Aさん。起きてたんだ……」
『あなたは確か……』

医務室のドアを開けたのは、1人の学生だった

「あ、オレは、鬼塚教場の諸伏景光。医務室のA先生の娘さんの、Aちゃんだよね?」
『え、……あぁ。はい』
諸伏「薬箱貸してもらえないかな?怪我しちゃって…」
『診ましょうか?』
諸伏「友達なんだ。部屋に来ているから……」
『大丈夫です。行きますよ』
諸伏「でも……」
『父と鬼塚さんには内緒にしておきますから』
諸伏「…!…助かるよ」

渋っていた諸伏さんを説得して、私は薬箱を持って諸伏さんに案内してもらった


諸伏「君はこんな時間まで起きて何してたの?」
『?勉強です。課題が出てたので』
諸伏「そっか、えらいね」

諸伏さんと部屋までの道のりを歩く

諸伏「そう言えば、何で先生と教官に内緒にしてくれるって言ったんだ?」
『だって、あなたたちですよね。鬼塚さんが言ってる問題児5人って』
諸伏「えっ?!」

諸伏さんは驚いて一歩止まった

『鬼塚さん、父に言ってるんですよ?クセ者揃いで、先が思いやられるって』
諸伏「教官がそんなことを……」

諸伏さんは苦笑いしながら、また歩き出した


雑談しながらしばらく歩くと、壁にもたれる人影が見えた

諸伏「ゼロ、連れてきたよ」
「助かったよ、ヒロ。……ん?連れてきた?」

『こんばんは』
「!君は、A先生の娘さん……」

薄暗くても分かる、金髪と綺麗な碧眼が目に映った

『薬箱だけより、私が来た方が早いですから』

「それは申し訳ない事をしたな……。僕は降谷零。よろしく」
『AAです』

私は降谷さんに合わせて地面に膝をつき、消毒をしたり絆創膏を貼った

そして最後に降谷さんの右頬に大きなガーゼを貼った

2話 ここまで問題児とは→



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k-n(プロフ) - 神ちゃんさん» ハロ嫁は現在執筆中です!!もうすぐで完成します✨しばしお待ちをm(_ _)m (11月20日 21時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃん(プロフ) - こんにちは、ハロウィンの花嫁は書かないのですか? (11月6日 0時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2023年3月11日 0時) (レス) @page43 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
k-n(プロフ) - 夜蒼さん» 修正しときました!(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧ (2022年12月23日 23時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
夜蒼(プロフ) - コメント失礼します( . .)"29話なのですが…萩原が灰原になっています (2022年12月23日 18時) (レス) id: 8583bb846a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:k-n | 作成日時:2022年11月22日 0時

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