今日も今日とて仕事が多い[名探偵コナン］

23 ゴールデンウィーク！！まあ、月・金、学校やけども ページ25

諸伏景光side

諸伏「A、寝ちゃった」
俺はドライヤーを終えて櫛でAの髪をとく
松田「疲れてたんだろ、4徹は流石に」
伊達「まだ起きとくか？」
時計を見ると既に深夜2時を回っていた
萩原「俺はもうちょっと起きとくよ」
降谷「にしても、4徹するほど忙しいのか？監察医って」
諸伏「さあ……でも、病院の方も警察官の保健師とかも手伝ってるんだろ？」
伊達「4徹も無理ないな」
萩原「今日も熱出した刑事、看病して家まで送ったんだとよ」
松田「よく運転できたな」
諸伏「ゼロ、毛布とってやってくれないか？Aが冷える」
降谷「あぁ」
ゼロが押し入れから薄い毛布を取り出し、Aにかける
降谷「ヒロ、こっちに来るか？」
諸伏「いや、動いて起こすの嫌だから、ここでいいよ」
伊達「にしても、Aと会ってからもう7年か」
松田「はえーな」
萩原「女の子の成長は早いからね〜」
松田「変態くさいこと言うなよ」
降谷「それにAは出会った時から俺たちより断然歳上だっただろ？」
諸伏「確かにな」
松田「7年いろんなことがあったな」
伊達「萩原が死にかけて」
萩原「陣平ちゃんが死にかけて」
降谷「ヒロが死にかけて」
諸伏「伊達班長が死にかけて」
松田「ゼロは生き急ぐしよ」
降谷「はは……」
諸伏「まあ、その度にAには世話になったな」
伊達「あぁ、迷惑かけたな」
萩原「目が覚めた時、Aのホッとした表情とは真逆の『次はバラすからな』ってセリフ……」
松田「あれは怖かったな」
降谷「アイツならやりかねないからな」
諸伏「まあそれだけ心配かけたってことだよな」
伊達「文句言いながらも、診てくれてるしな」
萩原「これからは迷惑かけないようにしないとね」
松田「あったりめーだ、次大怪我したら、マジで解剖されかねねぇからな」
降谷「あぁ、死因が解剖なんて嫌だからな」
伊達「それはごめんだな」
諸伏「みんなに顔向け出来ないしね」
時計に目をやると、もうすぐ3時
降谷「寝るか」
松田「だな」
萩原「Aちゃん起こす？」
伊達「起こさない方が大変なの知ってるだろ」
諸伏「だな」
諸伏「A、みんなもう寝るって、起きろ」
俺はAの肩を揺らした

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