21 ドライヤーはめんどくさい ページ23
ドライヤーを持って帰ってくるとザワザワうるさい奴ら
『なんだ』
降谷「A、お前髪伸びたよな」
『切ってないからな』
高校を卒業してから髪は1回も切ってない
長い方が面倒臭いが、切りに行く暇もないのだ
松田「でも妙に手入れだけはしてるよな」
『妙って……』
伊達「乾かさないと朝大変なんだろ?」
『全くもってその通り』
諸伏「Aおいで!俺が乾かしてあげる!」
『……まだ、酔いが覚めてないのか』
諸伏「覚めてる!覚めてるから!!」
……あ、じゃあ
『待ってろ、準備してくる……』
萩原「え?準備って?ドライヤーも、タオルもブラシも全部持ってきてんじゃん!?」
萩原がごちゃごちゃ言っているが、お構いなしに2階の自室から応急処置の道具を持って降りる
萩原「え、Aちゃん、どっか怪我してるの?」
『いや、私じゃなくてだな、松田、さっさと来い』
松田「え、俺?」
『右腕痛いって言ってただろ』
松田「あー、酔って忘れてた……思い出したら痛くなってきやがった……」
『ほらさっさと来い』
松田「へいへい」
『で、諸伏、お前はドライヤーだ』
諸伏「え?あ、うん」
降谷「忙しい奴だな、終わってから準備したらいいのに」
『何を言ってる、諸伏は私にドライヤーをしたい、私は髪が乾けば何でもいい、松田は私に右腕を診てもらいたい、私は松田の右腕を診なければならない、分かるか?win-winならぬ、win-win-winだ、時間短縮、効率重視のな』
伊達「相変わらずだな……」
諸伏がソファに、私はその前のフローリングに、松田は私の真正面に座る
諸伏がドライヤーを始めてすぐ
『ほら、さっさと上脱げ』
萩原「ひゃ〜Aちゃん大胆♡」
松田「な゛っ、テメェもっと恥じらいをだな……」
『医者に恥じらいもクソもない、人間皮ひん剥いたらみんな同じだ』
諸伏「そうだけど、Aが言うと恐怖心増すよね」
降谷「ああ、鳥肌が立った」
松田がしぶしぶTシャツを脱いで、ん、と腕を突き出す
『あー、お前捜査中、変なぶつけ方でもしたのか?普通こんなとこにぶつけないだろ……』
松田「確かにぶつけたけどよ……」
『あー、降谷、冷蔵庫から保冷剤、伊達、タンスからタオル、どっちも薄いやつな』
降谷、伊達「「わかった」」
松田「冷やすだけで治んのかよ」
『まあ、言ったら軽い打撲だな』
22 宿題が多いっ((((→←20 とても面白かったです、まだの人は是非観に行ってください!
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玲愛(プロフ) - はじめまして楽しく小説読ませてもらってます。執刀医が出頭医になってて気になったのでコメントさせていただきました (2022年8月3日 22時) (レス) @page19 id: d2e912be22 (このIDを非表示/違反報告)
k-n(プロフ) - ソルさん» 教えてくださってありがとうございます!僭越ながら、どの話の設定がおかしかったですか?教えていただけたら嬉しいです。 (2022年7月2日 15時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 名前の設定おかしくいですか?読みにくいです (2022年7月2日 15時) (レス) id: 88f0702e3a (このIDを非表示/違反報告)
(^ ^) - 投稿頑張ってください!! (2022年5月3日 18時) (レス) @page25 id: e8625985b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:k-n | 作成日時:2022年4月6日 0時