今日も今日とて仕事が多い3［名探偵コナン］

99 幸せでいて ページ8

私side

松田「班長！生きてっかー？！」
萩原「やっぱ慣れない徹夜はダメだぜ？班長」
諸伏「とにかく無事で良かった」
降谷「ああ、体に異常はないんだろ？」
伊達「ああ、あと３日もすれば、仕事に戻れるってさ」


ワイワイガヤガヤうるさい、508号室

『お前ら……ここ、病院』

いくら個室とはいえ、うるさい

降谷「Aは本当に辛辣だな」
松田「俺は久方ぶりの再会が病室なんてごめんだな」
萩原「そういえば、これで4人仲良くAの世話になったってことは……」
諸伏「残りはゼロだけだな」
降谷「やめろよ！演技でもない」
伊達「まあ、その時はまたAの世話になるけどな」
『ならないよう、全力で励め』

病室内に笑い声が響いた

『伊達、もうナタリーを不安にさせるなよ』
伊達「あぁ、全力を尽くす」






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私side

ピンポーン

まるで、お前の休暇狙ってた、と言わんばかりの時間になったインターホン

カメラを見ると

仲良さげな伊達カップルが


『おいおい、まさか今年も……か？』


急いで玄関に向かい、鍵を開ける

ナタリー「Aちゃん！久しぶりね！」
伊達「久しぶり……でもないな！」
『久しぶりだな、ナタリー……まさかとは思うが……』

するとナタリーが背中から紙袋を出す

ナタリー「これ！Aちゃんに！」
『毎年……いいって言ってるのに』
伊達「俺たちなりの感謝の気持ちなんだよ」
『こっちが申し訳なくなる』
ナタリー「そうね……これじゃあ表せないくらい、Aちゃんには感謝してるんだけど……」
『じゃあ……ナタリー』
伊達・ナタリー「？」
『毎年この時期になると、ナタリーとどこか出かけよう』
ナタリー「いいわね！それ！大歓迎よ！」
伊達「俺は？」
『お前は悲しくやけ酒でもしてろ』
伊達「お前、女には優しいのに、男には厳しいよな」
『何だ？優しくされたいのか？』
伊達「んなこと言ってねぇだろ」

『あがってくか？』
伊達「いや、今日はな……」
ナタリー「航の実家に顔出しに行くの」
『ほー、そりゃお熱いこって』

伊達がいきなり姿勢を正し、

伊達「A、本当にありがとな」
ナタリー「ありがとう」
『礼なんかはいいから、、伊達、ナタリーを大切にしないと解剖室行きだからな』
伊達「大切にする自信しかないな！」

玄関では３人の笑い声が響いた

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