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111 突っ走る ページ20

「生存者発見!!!!」


その言葉に私は顔を上げる

そこにはビルの中から次々と出てくる、松田と同じ格好をした奴ら

私はそこに走っていって萩原を探す



松田「萩はそこにいねぇよ」



言葉にされると、より一層現実味を感じる


そう

そこに、萩原の姿はなかった


松田「爆弾の1番近くにいて、防護服着てたんだ、いくら萩でも降りてこねぇよ」

『――』

私はそこにいた人たちの怪我の程度を確認し、後方の救急車にて治療を受けるように言った


そして、私はマンションの中に走って行った


松田「おい!!!A!!!!!」
「ちょっと!!!君!!!!」


後ろで松田や他の警官、消防隊の声がするのを気にも留めずに










エレベーターで15階まで登り、そこから階段で走って上がる


他の隊員と距離が空いていたにせよ、防護服を着てて動きが鈍かったにせよ

萩原が生きていないとは限らない


前に聞いた、防護服は仲がサウナみたいに暑いと

それだけ密閉されて、かつ丈夫なら


ほんの数ミリの奇跡に賭けようじゃないか

19階に着くと、焦げた匂いが強くなったが、煙も炎もそこまで酷くない


『消火がだいぶ出来てきたのか……』

私は火や瓦礫を避けながら20階に進んだ


中に入っていくと、気温が一気に上がった

『あっつ……』

そう言いながら奥へ進み、角を曲がると


『………………萩原??』

明らかに瓦礫とは違う大きなモノがあった


出来るだけ瓦礫をのけて、ヘルメットを覗くと見慣れた顔があった

『萩……原……』


ここじゃ何も出来ない、そう思い、萩原を移動させようと、服の一部を持った


『――ッ!!!!』

反射で手を離すと、手は真っ赤になっていた

確か、金属が入って……

火の熱で萩原を包んでいる防護服の温度は高くなっていた

おまけに、萩原だけでも重いのに、防護服のせいでかなり重い


消防が来るのを待つ?

でも、見た感じ、脳震盪は確実に起こしてる

早くしないと手遅れになる

ても、私の力じゃ何も――





「ったく!!1人で突っ走ってんじゃねぇよ!!!」

112 死なせない→←110 だからー



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k-n(プロフ) - なさん» 夢主さんは自分の車で飲みに行った時は、自制しているのでビール350ml×2本か500ml×1本で済ませて5時間程空けてます笑 烏龍茶飲んでる時もあります笑 豪快なのは宅飲みだけです笑 ちなみにk学が夢主の酒の強さに気付いたのは、宅飲みで騒ぎ散らかした時です (2022年12月21日 17時) (レス) id: bb4880ec89 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主、飲酒運転してるやん笑 (2022年12月21日 16時) (レス) id: c7fa653333 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*@馬鹿同盟(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新楽しみに待ってます! (2022年5月29日 18時) (レス) id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:k-n | 作成日時:2022年5月28日 12時

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