今日も今日とて仕事が多い2［名探偵コナン］

47 間に、合わなかった ページ4

私side

電話の内容が全て聞こえたわけではないが、話のおおよそは分かる

佐藤刑事が電話を切られそうになったところに、私が電話を変わる

『待て』

松田「A？」

びっくりした松田の声が聞こえてくる

『爆弾解体とかは好きにしていいが、私の目の前で人は死なせない、絶対に』


松田に色々と言ってやったが、降りてくる気は端からない

分かっていたが

『飛び降りてでも生きて帰ってこい』

私は最後に一言、言い残して電話を切る

やるもやらないもアイツ次第

私は近くにいた刑事に、至急ブルーシートを持ってくるように言った

パトカーに積んであるだろ


目暮警部たちが、近くにいた人たちに避難するように言って、辺りはより一層騒がしくなる


佐藤「松田くん！！」
目暮「よせ！佐藤！もう間に合わん！！」
佐藤「で、でも！！」

目暮警部は無言で首をふる

すると、人混みの中を逆流してくる刑事が

「Aさん！持ってきました！」

手にはブルーシートが

『ありがとう』

そう言って私はブルーシートを受け取り、広げる


佐藤「でも、まだ彼が！！」

佐藤刑事を庇うように前に出る白鳥刑事

2人を横目に私はブルーシートを黙々と広げる

佐藤「彼が中に……！！！！」

広げ終わったブルーシートの一角を持って立ち上がる


そしてその後、爆発音と共に、松田の乗ったゴンドラが大破した

『……』

あのバカ……

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