46 絶対 ページ3
松田「ああ、そうだ。それがどこの病院かはヒントを見たら連絡する」
佐藤「連絡するって、ヒントが出るのは3秒前でしょ!?」
松田「おっと、もう電池が切れそうだ、じゃあな」
俺はそう言って、電話を切っ
『待て』
松田「A?」
『爆弾解体とかは好きにしていいが、私の目の前で人は死なせない、絶対に』
眉間に皺を寄せ、睨みつけるAの顔が目に浮かぶ
松田「お前も分かってんだろ、どっちか選……」
『どっちもだ』
『どっちも死なせない』
松田「お前なぁ……」
『松田が死んだら、私は医者を辞める』
松田「はぁ?!!」
『私が医者であるために、お前は生きて戻ってこい、肋折れてようが、腕もげてようが、生きてりゃ私が必ず治す』
松田「んなこと言っても」
『飛び降りてでも生きて帰ってこい』
最後にそうAの言葉を聞いて、電話が切れた
俺はタバコに火をつけて一服する
ゴンドラには禁煙と書かれている貼り紙がある
松田「フッ、今日ぐらい大目に見てくれよな」
――私の目の前で人は死なせない、絶対に――
言うようになったぜ……
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ぱすた(プロフ) - なにこれ続きがめっちゃ気になるぅぅぅうう!!!めっちゃ面白いです!!!好きです!!!更新無理せず頑張ってください?!?!! (2022年5月16日 20時) (レス) @page12 id: 287f0ed476 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*@馬鹿同盟(プロフ) - 素敵な作品ですね!更新楽しみにしてます。 (2022年5月16日 19時) (レス) @page12 id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:k-n | 作成日時:2022年5月15日 15時