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*178 剛side ページ8

剛「じゃあ、言い方変える。何で近寄らせてくれないの?」
長野「どうしちゃったの剛?」
剛「すげえ優しい人だと思った。お母さんみたいな人だってでも何か変だよ長野くん」

俺がこれぞとばかりにと攻めた

電車の速度が緩まる

長野「あ。剛この駅、さ、降りるよ」

長野くんは何にもなかったかのように平然としていた
降りるために椅子から立ち上がりドアの前に立った

本当に、本当に遠ざけてるんだ、長野くん、嘘だろ?
健のいった通りなのかよ

電車が止まりドアが開いた
降りる直前になって長野くんがこっちを見ずに聞いてきた

長野「健?」
剛「え?」

電車から降りてドアがしまる。
長野くんの言葉にホームで思わず立ち止まってしまった

剛「何で?」
長野「やっぱ、そうなんだ」

長野くんがどんどん前に進んでいくから俺は慌てて続いた

剛「ねえ…!」

ホームに俺の声が響いた

長野「ん?」
剛「長野くんってひょっとして超能力者?」

長野くんは振り返って俺のことをちらっと見ると
さわやかに笑った

長野「あははは、じゃ、そういうことにしといて」

長野くんは引き返して俺に近寄ると頭をポンッポンと2回撫でてきた

また、誤魔化された。
長野くんのいう通り。健に言われたんだよ
俺は健に言われるまで長野くんが変ってことも遠ざけられてることも全く気づかなかった

健が俺にそう話したことがあるってことまでわかるなんて
長野くん本当に何もんなんだ
ちょっと怖い…

駅から少しずつ遠ざかって行って長野くんの後ろを見つめながらついていった

長野「剛は?」

長野くんは一瞬立ち止ますようにして空を見上げた
急に立ち止まったため長野くんにぶつかりそうになる

剛「え?」
長野「じゃあ、剛はなんで気づいたの?」

長野くんは変わらず空を見上げたまま話を続けた


健…。


健の母親が入院するようになってからあいつは変わった

剛「あいつ、話すとき、俺の目を見なくなった」
長野「そっか」

長野くんはまた前へ歩を少しずつ進め始めた
俺はそのあとに続く

剛「あいつ母さんのことだいぶ引きずってるだろ、でもさ」
長野「うん、でも?」

長野くんだったらもうわかってるんじゃないかって思ったけど話を遮らずに聞いてくれた

剛「あいつ、その事自分自身で気づいていないんだよ、他人のことは気づく癖に。だから」
長野「うん、そっか」

*179 剛side→← *177 剛side



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智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» はいよwww待ってるよ(*^^*) (2016年9月27日 22時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» 少し書けたけどまだ修正終わってないからまだ寝かせてるwだから今日は少しだったけどまたすぐに更新しますよw (2016年9月27日 9時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» wwwおうwww( ´∀`)フハハハハ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» じゃあ、ぼちぼち頑張るよwwでもね、眠気が勝つかもww (2016年9月26日 23時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» 別にゆっくりでもいいのにwww 急いでないしー まぁみりんのペースで頑張れ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みりん | 作成日時:2016年8月23日 23時

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