*203 岡田side ページ33
剛「先生、これからの治療方針とかの話もするんですよね?」
医師「あ、ああ。でも、お母さんにもこれは話してあって健くん1人で決めるわけじゃ、」
剛「うるせえ」
井ノ原「ちょっ剛!、すみません」
剛「健、これは意地で決めることじゃねえぞ。迷惑とか考える前に一人の人間の身体扱ってるんだ、お前の意地なんて関係ねえんだよ」
健「剛…」
その二人のやり取りを見ていた医師がにっこりとほほ笑んだ
医師「健くん、どうする?」
剛「三宅。こいつは三宅健だ。健くんなんて気安く呼ぶんじゃねえ」
井ノ原「ええっ、ご、剛??す、すみません」
その先生は目を丸くして剛くんのことを見ていた
よしくんは何度も先生に頭を下げていた
医師「…失礼しました。三宅さん、どうしますか?」
健「井ノ原先生も同行でお願いします」
井ノ原「えっ」
健「お願いしますっ」
健くんは驚いてたじろくよしくんに頭を下げた
そして、僕ら二人ここに残されて二人は個室へと消えていった
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ソファの上でカリカリした剛くんを見ていた
剛「んだよっ」
岡田「なあ、剛くん」
剛「だから何?」
岡田「何であんなこと言ったの?」
剛「俺、あいつ嫌い。」
岡田「え、先生のこと?優しそうだったのに」
剛「はあ?やさしい?舐めてるだけだろ、あんな真剣な健を前に何が健くんだよ、子供扱いしやがって」
岡田「でも、俺らは実際子供やろ?」
剛「るせえっ」
岡田「剛くん…」
剛くんは俺に背中を向けてしまった
剛「あいつが必死になって母さんを守ろうとしてる気持ちわかんだよっ」
岡田「剛くん?」
剛「あいつは本気で母さんを守ろうとしてるだろ。あいつの目見た?健はさあ、いつもはリスみてえな目で見てきて子犬みてえにきゃんきゃんしてるけどさ。さっきのあいつは完全にたった一人の母親を守ると決めた男の目だ」
岡田「剛くん」
剛「そんな男の決意をあいつは踏みにじっているようにしか俺には見えねえ」
岡田「いや、でも。」
剛「あいつって小動物っぽいけど男気あんだよ、あいつの芯はぶれねえよ。ずっと前から」
剛くんは俺に背中を向けたまま健くんのことを語った
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智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» はいよwww待ってるよ(*^^*) (2016年9月27日 22時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» 少し書けたけどまだ修正終わってないからまだ寝かせてるwだから今日は少しだったけどまたすぐに更新しますよw (2016年9月27日 9時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» wwwおうwww( ´∀`)フハハハハ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» じゃあ、ぼちぼち頑張るよwwでもね、眠気が勝つかもww (2016年9月26日 23時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» 別にゆっくりでもいいのにwww 急いでないしー まぁみりんのペースで頑張れ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みりん | 作成日時:2016年8月23日 23時