*202 岡田side ページ32
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岡田「何階?」
井ノ原「6階だな」
そして僕らは受付にたどり着いた
俺たちはよしくんの陰に隠れて受付が済むのを待った
看護師「はい、お名前を」
井ノ原「あ、三宅恵さんの面会をしたいのですが」
看護師「ご関係は、っと確か、息子さんの担任の先生とかでしたよね」
井ノ原「あ、私はそうです…でも、今日は他に」
よしくんが左にそれて俺らにあいさつをしろと促した
僕らは1人ずつその看護師にお辞儀をして挨拶をした
健「三宅恵の息子の健です。」
剛「その友人の森田です。」
岡田「同じく岡田です。」
看護師「ああ、そうですか、では先生をお呼びしますので、少しこちらでお待ちください」
受付の看護師が受話器を手に取り医師に連絡をしている
剛「やっぱ、簡単には会わせてもらえないだろなあ」
岡田「何か独特の雰囲気だねこの棟」
よしくんは受付の前のソファに腰掛けると手で健くんを呼び出した
井ノ原「健、ちょっと。」
健「うん。」
井ノ原「あのな、家族じゃないと聞けない話とかあるだろ、多分これからそのことを聞くことになるんだと思うんだが、健、お前1人で平気か?」
健「最初からそのつもりだよ、ねえ、井ノ原くん」
井ノ原「ん?」
健「紙とペン貸して、俺覚えられないから」
健くんは渋い顔をして唇をぎゅっと噛んでいた
そこに年若そうな医師がやってくる
医師「あなたが、三宅さんの息子さん?」
健「はい。」
医師「ほかに親族などいらっしゃらないと聞いているのですが」
健「はい、僕だけです。」
医師「今からお母さんのこと話すけどいいかな?井ノ原さん、同行しますか?」
井ノ原「え?いいんですか?」
医師「息子さんがいいのであれば」
健「俺一人でいい。」
井ノ原「健。」
医師「じゃあ、息子さん、あ、いや、健くん?いこっか」
そのとき俺の隣に立っていた剛くんが健くんに突っかかった
剛「待てよ」
健「何。」
井ノ原「おいおいおい、剛、何?」
いつもよりも神経質になっている健くんに慌てたのかよしくんは健くんと剛くんの間を割って入る
剛「お前の母さんの身体をかけた判断。お前1人で決断出せるのかよ」
健「…」
剛「出せるのかって聞いてるんだよっ健。」
健くんは剛くんから眼を反らした
剛くんは先生を睨みながら突っかかった
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智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» はいよwww待ってるよ(*^^*) (2016年9月27日 22時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» 少し書けたけどまだ修正終わってないからまだ寝かせてるwだから今日は少しだったけどまたすぐに更新しますよw (2016年9月27日 9時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» wwwおうwww( ´∀`)フハハハハ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» じゃあ、ぼちぼち頑張るよwwでもね、眠気が勝つかもww (2016年9月26日 23時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» 別にゆっくりでもいいのにwww 急いでないしー まぁみりんのペースで頑張れ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みりん | 作成日時:2016年8月23日 23時