*187 健side ページ17
剛「健、準備できたか」
健「剛、行くってどこにだよ、なんでここに」
剛「いいから行くぞ」
剛は俺の腕を引いてマンションの外に出ようとした
健「剛ったら、ねえ!」
剛は一回立ち止まってふりかえったきた、その目は俺には向いていなくその先の人物に向けられたものだった
健「何っ剛、どうしたの」
剛「…坂本くん。ありがと。…じゃ。」
俺は剛が向けたその先に振り返ると坂本くんが驚いた顔で剛のことを見ていた
坂本「あ、ああ。」
剛「健、行くよ」
健「まって」
剛「あ?」
健「坂本くん、おにぎり。それと、いろいろありがと。」
剛「じゃあ、行くか」
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俺は坂本くんからもらったおにぎりをほおばりふてくされながら剛の後についていっていた
剛「健。」
健「何?」
剛「お前なんか怒ってないか」
健「だって剛教えてくんないんだもん」
剛「何が」
健「だから!行先!じゃなくて、何でここにいるの!」
いや、じゃなくはないけど。今俺は、ここに剛がいることの方が気になっていた
剛はさも当たり前というように俺の質問に答えた
何だか腑に落ちない。
坂本くんはご飯を外でも食べられるようにおにぎりにしてくれたし二人でこそこそやっているみたいでとにかく腑に落ちない。
剛「ああ、だってお前を迎えに来たんだもん」
健「はあ?何で」
剛「だから迎えに来たんだよ」
健「だから何でだって」
剛「いいだろ、何でも」
健「ねえ、」
剛「…」
健「ねえ、昨日もしかしてきた?」
剛「…」
―チクッ
このとき胃の方が何だかちくりとした
まただ…。
俺は剛よりも前に進み背中を向けた
健「ねえ、来たんでしょ。そうなんでしょ?だって坂本くんが変なこと言ってたもん」
剛「んだよ坂本くん。…ああ行ったよ。昨日な」
健「何しに?」
―チクッ
俺の胃は緊張感とともに静かに痛み始めた
後ろにいる剛からため息をつくのを感じた
剛「…っ心配だったんだよ、馬鹿。岡田んち行けばあいつ落ち込んでるし。足怪我してるみたいだし。長野くんに聞けば井ノ原くんともさあ。何なんだよお前」
ドキッドキッドキッ
キリキリキリ…
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智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» はいよwww待ってるよ(*^^*) (2016年9月27日 22時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» 少し書けたけどまだ修正終わってないからまだ寝かせてるwだから今日は少しだったけどまたすぐに更新しますよw (2016年9月27日 9時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» wwwおうwww( ´∀`)フハハハハ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 智和∞ジャス民さん» じゃあ、ぼちぼち頑張るよwwでもね、眠気が勝つかもww (2016年9月26日 23時) (レス) id: b918f7c835 (このIDを非表示/違反報告)
智和∞ジャス民(プロフ) - みりんさん» 別にゆっくりでもいいのにwww 急いでないしー まぁみりんのペースで頑張れ (2016年9月26日 23時) (レス) id: efd78b0e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みりん | 作成日時:2016年8月23日 23時