*117 井ノ原side ページ39
俺がさっきの剛の行動に驚いて考えていると岡田は健んちのインターホンを構わず押した
―ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ、ﾋﾟﾝﾎﾟｰｰﾝ
剛が見ていたのは恐らくあの部屋？
その部屋の窓からは豚のフィギュア？が三匹こっちにお尻を向けて並んでいるのが透けている生地のカーテンから見えるだけだった
インターホンから聞きなじみの高い甘い声が聞こえた
健「あい、健〜。井ノ原くん今日は遅かったね、今開ける〜」
岡田「えっちょっ」
岡田がこっちを見て「何今の？」といった顔で俺に訴えてきた
―ガチャｯ
玄関のドアが半分開き片手でドアを抑えたまま一生懸命になって靴をぐりぐりと履いている健の姿が見えた
健「遅かったじゃん、ねえこれから買い出し付き合ってよ？よく……え、岡田？！」
靴を履き終えた健が顔をあげて岡田を見ると勢いよくドアを閉めようとした
俺がそのドアを持って開けようとした
井ノ原「健っ」
健は何が何でもドアを閉めようと意地になって力いっぱい閉めにかかった
俺が無理やり開けようとしているところに岡田はきょろきょろしながらも加わって開けようとした
抵抗する健の声はところどころ裏返っていて本当に嫌がっていた
健「なんでえ！なんで岡田いんの！井ノ原くん約束が違うじゃん、言わないって言ったじゃん、いやだやだ、来んなよ来ないで、来んな！」
井ノ原「違うんだ健！聞いてくれ、岡田は知らない、もちろん剛もだ、心配になってきただけだから！」
健。ごめんな。でも、ここは強引だけど突破させてもらう
岡田もドアを開けようと手伝ってくれたから俺はドアから手を離した
その開けようとする力が急に岡田の力だけになったおかげで健に隙が一瞬でき、力任せに健を外に引っ張り出した
岡田はこんなにも強引に引っ張り出された健に対してどうしらいいのかわからず、俺と健を交互に見ていた
岡田「健くん？」
健が顔をあげて誰かを探すようにあたりを見回した
健「剛は？いないの」
井ノ原「ああ、さっきまでここに」
一度自分の家を見てからこっちに振り向いてきて笑顔をみせた
健「帰ったんだ、じゃあいいよわかったよ、」
え？
健「岡田には話すからあがっていいよ、ただ静かにね、あ、あと買い出し後で付き合ってよね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
錦原エリー(プロフ) - 作者の雑談多くて読みにくい。本編かと思ったらいきなり作者の雑談で、本編はその後とか読む気無くすわ。本編とは別にページ使って纏めて書けばいいのに。それだけ飛ばせるように。まぁ昔の作品なんで今更ですが。 (2022年9月18日 13時) (
レス) @page34 id: a25755538d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 返信の方遅くなり大変申し訳ございませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。只今検討中でございます！ありがとうございました！ (2016年8月3日 13時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 読んでみたい人もいると思うのですが… (2016年7月26日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 3をお読み頂きまして誠にありがとうございます！1,2の作品はお話が少々暗いためフラグを立てておりますので18歳以上の方のみの観覧となっております。申し訳ございません( ；∀；) (2016年7月18日 6時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 1と2が出てこないのですが… (2016年7月18日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みりん | 作成日時：2016年4月13日 5時
