*116 井ノ原side ページ38
俺は車をそのアパートの空いたスペースに止めて車のロックを外した
岡田はぴょこっと降りた反対に剛は降りる様子を見せなかった後部座席の窓に腕を乗せたまま口をとがらせていた
井ノ原「剛、ついたぞ、降りないのか」
剛「だから俺行かねえって言ってんじゃん」
岡田がもう一度車に乗り込み剛の腕をひっぱた
そして無理やり連れだした
岡田「なんで剛くんそんなに怒ってるの、僕何かした？」
剛「怒ってねえ、岡田じゃねえ」
岡田「じゃあ何？剛くんおかしいよ、健くんに会いたいんじゃないの、何で行かないって言ったの」
剛「知らねえよあんな奴、興味ねえよ」
岡田「そんなっ休みの原因問いだたそうとしたの剛くんじゃん」
井ノ原「岡田！剛！やめろって、いいから健に会いに行こう、な？」
エレベーターに乗り５階のボタンを押した
ゆっくりとエレベータの扉が閉まる
剛のいらいらした態度に影響されて岡田まで機嫌が悪くなっていた
不穏な空気が流れる
ゴオオオ
エレベータが５階につきドアが開いた
岡田を先頭に次に俺が真ん中になって最後に剛が降りた
岡田は俺の方を振り向いた
岡田「よしくん、健くんち何号室？」
すぐさま剛がエレベータ降りたすぐ左側の家のドアを指さした
剛「そこだよ、金ないくせに角部屋なんかにｓ」
剛の言葉が一瞬さえぎられた
何だかその瞬間剛が悲しい表情をしたような気がした
剛は小声で一言ボソッとつぶやいた
剛「んだよ一生来んなってことかよ、」
剛はさっと後ろを向いて下に行きそうになったエレベータのボタンを押し止めた
剛「俺帰る、別に歩いて帰れる距離だから、」
井ノ原「ちょっ、剛！！どうしたんだよ！おい！」
剛を追いかけようとしたら腕をぐいっと引っ張られた
振り向いたらむすっとした様子の岡田が俺の腕をつかんでいた
井ノ原「岡田…」
岡田「いいよ、ほっとこうよ、別に健くんの友達は剛くんだけじゃないんだから、ここまで来てひどいこと言って帰るなんてそんな剛くんと合わせたところで健くんがかわいそう」
いや違うよ岡田、今さっき明らかに剛は何かを見て、何かを見てから帰る決心をつけたんだ
でも、いったい何を見て…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
錦原エリー(プロフ) - 作者の雑談多くて読みにくい。本編かと思ったらいきなり作者の雑談で、本編はその後とか読む気無くすわ。本編とは別にページ使って纏めて書けばいいのに。それだけ飛ばせるように。まぁ昔の作品なんで今更ですが。 (2022年9月18日 13時) (
レス) @page34 id: a25755538d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 返信の方遅くなり大変申し訳ございませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。只今検討中でございます！ありがとうございました！ (2016年8月3日 13時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 読んでみたい人もいると思うのですが… (2016年7月26日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 3をお読み頂きまして誠にありがとうございます！1,2の作品はお話が少々暗いためフラグを立てておりますので18歳以上の方のみの観覧となっております。申し訳ございません( ；∀；) (2016年7月18日 6時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 1と2が出てこないのですが… (2016年7月18日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みりん | 作成日時：2016年4月13日 5時
