*086 坂本side ページ4
坂本「何でお前はそこまでして、俺を助けたんだ」
やっぱりただただ笑顔だった
坂本「何で奴らが来たとき逃げなかった」
坂本「何時から近くにいたんだ」
長野はただぼーっと笑っているだけだった
やっぱりこいつは話してくれないんだな
無口だと思ってた印象は当たっていたのかも知れない
でもにこにこ無口でいられてもなぁ…
坂本「何で、何で何も答えねぇんだよ…。お前、初めてあったときも肝心なことは何一つ教えてくれなかったよな」
俺はうつ向いて以前のことを思い出した
すると、突然長野が口を開いた
長野「人殺しの息子」
ﾄﾞｷｯとした
それを言う長野の目はどこか遠くへいっていて
なんだか怖かった
目の色を取り戻すと俺に向かった
長野「そういわれてたとき、とても悲しい目をしてましたよ」
坂本「だったら何なんだ、そうだよ、俺の親父は人殺しだ。人殺しの息子は憎まれて当然なんだ。だから今回のこともやってないのに…」
ｶﾞﾁｬ
…
ﾄﾞﾀﾞﾀﾞ
ｶﾞｼﾞｬｺﾞｼﾞｬﾝ
ｶﾞﾄｬﾝﾁﾞｬﾝｯﾄﾞｩﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾊﾞﾊﾞ
回りが崩れてくる音がした
坂本「まずい、崩れる、あ、もしかしたら！」
今の崩れでドアが開くかもしれない
そう思った俺はとっさにドアにかけより開けようとした
急に地面がぐらぐら揺れてきて
壁がきしむ音と同時に天井からコンクリートの破片やら砂っぽいものやらパラパラ降ってきた
長野「危ないっ」
崩れるっ、！
そう思ったときにはもう遅く
俺の真上の天井が降ってきた
ｶﾞｯｼｬｰｰﾝ
長野に突き飛ばされ壁に衝突した
顔をあげると目の前に天井の部分が斜めに砕けて降っていた
ドアの前に落ちてきたため完全に出口は塞がれてしまった
坂本「あ、あぶねぇ…長野助かった」
長野「危なかったですね、あーついにここまで崩れてきちゃいましたね」
ｶﾞｼｬﾝ,ｶﾞｯｼｬｰｰﾝ
ﾄﾞﾀﾞﾊﾞﾀﾞｶﾞﾀﾞｼﾞｬ
パラパラとバラバラと崩れてくる
気づいたら一人分のスペースに背中合わせになって身を縮めて座っていた
しばらく沈黙が続いた
俺は焦りや不安で話しかけずにはいられなくなった
坂本「さすがにやべぇよ」
長野「関係ないですよ先輩。」
背中にいる長野はきっと笑ったに違いない
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錦原エリー(プロフ) - 作者の雑談多くて読みにくい。本編かと思ったらいきなり作者の雑談で、本編はその後とか読む気無くすわ。本編とは別にページ使って纏めて書けばいいのに。それだけ飛ばせるように。まぁ昔の作品なんで今更ですが。 (2022年9月18日 13時) (
レス) @page34 id: a25755538d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 返信の方遅くなり大変申し訳ございませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。只今検討中でございます！ありがとうございました！ (2016年8月3日 13時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 読んでみたい人もいると思うのですが… (2016年7月26日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 3をお読み頂きまして誠にありがとうございます！1,2の作品はお話が少々暗いためフラグを立てておりますので18歳以上の方のみの観覧となっております。申し訳ございません( ；∀；) (2016年7月18日 6時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 1と2が出てこないのですが… (2016年7月18日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2016年4月13日 5時
