*097 坂本side ページ15
振り向くと満面な笑みをした井ノ原先生が駆け寄ってきた
俺の前で立ち止まり右手を右ひざに置き左手を腰に当てて
息を切らしていた
清隆先生「今日からか、…ハアハア、おはよう！！」
息を整えて井ノ原先生は元気に呼びかけた
でも、少し疲れたような顔をしてた
今までまともに口を利かなかったけど何だか井ノ原先生とだったら話せるような気がしていた
俺は仏頂面のままだったがボソッと井ノ原先生に尋ねた
坂本「どうしたんですか」
俺の返事が来ると思ってなかったのか目を丸くした
でもすぐにあの細い目でくしゃっと笑った
背筋をきっちり伸ばしてちょっと偉そうにした
清隆先生「まずはおはようございますだろ」
俺の肩を握った
涼しい秋風が窓から通ってきた
その風から乗り遅れないように少し慌てて言った
坂本「お、おはようございます」
何だかとても心地が良かった
井ノ原先生は俺のことを上から下まで見ると少し渋い顔をした
清隆先生「お前、ちゃんと飯食ってるか？痩せたんじゃないか？」
どの口が言うんだよ、先生なんてがりっがりじゃないか
心配されるのが気に障らなくて早く話を反らしたつもりだったが
うっかり長野のことを聞いてしまった
坂本「長野は？あれからどうなりましたか」
井ノ原先生は暗い顔をして１つため息をついた
さっきまでの笑顔とは違って真剣な面持ちになった
廊下にまた風が吹く
少しばかりか風が強くなり井ノ原先生の首から下げている
教職員の名札が揺れた
井ノ原先生は窓を閉めようと後ろを向いて話し出した
清隆先生「それがな…長野の家にかけても訪ねてみても、あいつでねんだ…バイト先にも行ったんだが当たり前だが怪我してるわけで休んでいるそうだ。両親は海外だし、連絡先を無理にでも聞いとけばよかったな…」
窓を半分まで閉めて俺の方に振り向いた
清隆先生「お前、今日一緒に来るか？気になってんだろ？長野のこと。それに何だかはわからないけどお前なら長野と会える気がするんだ…」
井ノ原先生はふわっと笑って俺の前にまた戻ってきた
俺なら…？なんで俺なんだ…
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錦原エリー(プロフ) - 作者の雑談多くて読みにくい。本編かと思ったらいきなり作者の雑談で、本編はその後とか読む気無くすわ。本編とは別にページ使って纏めて書けばいいのに。それだけ飛ばせるように。まぁ昔の作品なんで今更ですが。 (2022年9月18日 13時) (
レス) @page34 id: a25755538d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 返信の方遅くなり大変申し訳ございませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。只今検討中でございます！ありがとうございました！ (2016年8月3日 13時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 読んでみたい人もいると思うのですが… (2016年7月26日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 3をお読み頂きまして誠にありがとうございます！1,2の作品はお話が少々暗いためフラグを立てておりますので18歳以上の方のみの観覧となっております。申し訳ございません( ；∀；) (2016年7月18日 6時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 1と2が出てこないのですが… (2016年7月18日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2016年4月13日 5時
