*094 坂本side ページ12
どうせ何を言ったって無理だと分かっていた
俺はただ黙ってその会議のあらましを見ていた
どーでもいい。早く退学にしてくれ…
一生懸命になって訴えている井ノ原先生は邪魔だとばかりに
外の校門の挨拶指導にいけと指名されていた
それでも先生はなかなか引き下がらなかった
教頭「君がいると会議が終わらないんだこのまま坂本を縛っておくのもかわいそうだとは思わないのかね」
清隆先生「どうしていつもそうやって責任逃れをするのですか？まだ彼の話を聞いていない！」
主任１「だって彼は何も言わないだろ、これが真実だよ」
清隆先生「違うっそうやってあなた方が言うかｒ」
教頭「いいから出ていきなさい！君には外の挨拶があるだろ」
そう言われて井ノ原先生は外に連れ出されてしまった
それからの会議の進行はとても早くて退学が決まりそうだった
でも…
―コンコン―ガチャ
長野「失礼します。」
そこにいた全員の視線が長野に注がれた
長野！？なぜ来たんだ
俺に隠れてというか学校はお前のことに
何かあってはいけないと知らないふりして
すべて俺のせいにしようとしているのに
何をしようってのか…
お前はここに来る必要はないんだ
来るな…！
嫌な予感がした。
俺の叫びは長野に届くことはなかった
長野は頭を少し地面の方向に傾けて軽く息を吸うと
息を吐いてから口を開いた
長野「僕です。僕が財布を盗みました。そうしたら偶然なことにこの人に容疑がかかったので…まあ可哀想だったので僕が正直に言います。」
…お前何を言ってるんだ！？
長野は顔をあげて先生たちをぐるっと一周するようにしてみた
学年一の秀才と言われていた
奨学金も全額免除という形で出ている
あまり目立ったことはしない優等生だった
その長野からでたこの発言は先生たちの想像をはるかに覆し騒めいた
「そんなはずはない」とか「長野君落ち着いて」とか
「早まるな」とか「たいしたことはない」とか
さっきと言ってたことを手のひら返ししだす人まで出てきた
長野は俺の方をちらっと見てから話を続けた
長野「動機はただ…むしゃくしゃしていたからです。…そんな顔しないで下さいよ、先生方。よくニュースでも聞くじゃないですか。むしゃくしゃしてた。誰でもよかった。と。それに、先生方は僕の両親がいないことをご存知ですよね」
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錦原エリー(プロフ) - 作者の雑談多くて読みにくい。本編かと思ったらいきなり作者の雑談で、本編はその後とか読む気無くすわ。本編とは別にページ使って纏めて書けばいいのに。それだけ飛ばせるように。まぁ昔の作品なんで今更ですが。 (2022年9月18日 13時) (
レス) @page34 id: a25755538d (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 返信の方遅くなり大変申し訳ございませんでした。貴重なご意見ありがとうございます。只今検討中でございます！ありがとうございました！ (2016年8月3日 13時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 読んでみたい人もいると思うのですが… (2016年7月26日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 他力本願な鮭さん» 3をお読み頂きまして誠にありがとうございます！1,2の作品はお話が少々暗いためフラグを立てておりますので18歳以上の方のみの観覧となっております。申し訳ございません( ；∀；) (2016年7月18日 6時) (レス) id: 82f2657c49 (このIDを非表示/違反報告)
他力本願な鮭 - 1と2が出てこないのですが… (2016年7月18日 0時) (レス) id: e9d69cbd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2016年4月13日 5時
