＊41 W.Side ページ6
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なんも関心ないフリして
目の前のタブレットを見てたけど、
正直、全然頭になんか入んなくて。
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カーテンの傍から聞こえて来る
スタイリストの声を聞きながら、
まだかまだかとソワソワしてる俺が居た。
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ここのスタイリストは腕が良いだけじゃなくて手際も早いからよく利用させてもらってんだよね。
昭和女がどこまで変わるのか見物だな。
アイツが試着室に入ってから30分くらい経つとカーテンが開く音が聞こえた気がする。
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渡 「…、」
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渡辺様、終わりました。なんてスタイリストの声と共に遠くからゆっくり足音が近づいて来る。
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やっと…、終わったか。
思ったより長くて待ちくたびれちゃったわ。
タブレットを見ていた視線を声のする方に向けた。
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あ 「あ、あのー…」
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彼女は磨けば必ず光ると思っていた。
その勘はやっぱり正しくて。
それも、思っていた以上だった＿＿＿＿＿＿
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ふんわりとしたシックなデザインの黒いドレスに、ヒールの高いゴールドのパンプス、そして首元に光るネックレス。
普段は結んでるから気付くことはなかったが、
肩下くらいで巻いた髪が上品な女性を醸し出してる。
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メイクもなんつーか、すげー大人っぽくて、
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程よく見える綺麗な鎖骨と、すらっとした白くて長い足。普段の彼女からは考えらんないほど女性らしい身体つきをしていて思わずごくりと息を呑んだ。
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やば、結構っていうか、相当いいじゃん、
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そこまでの素材を持っていてどうして自分で光らせようとしねーんだよ。…もったいな。
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ここで相手を褒めるとかそんなこと普通に出来る俺じゃない。
あえて平然を装うが、
この戸惑いが彼女にも伝わってしまいそうで怖かった。
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渡 「…ん。まぁ、良いんじゃない。」
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だから、そんな言葉で必死にいつもの俺を取り繕った。
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abemayu(プロフ) - Twitterも楽しませていただいています♪アカウントが凍結したとのことで私もとてもショックです(TT)ですがサブ垢の方でお話続けていただけるとのことでこれからも楽しみに読ませて頂きます(^^)占ツクもTwitterも全て最高の作品ばかりです！これからも頑張ってください♪ (2023年2月7日 5時) (
レス) @page8 id: 64dc9f524a (このIDを非表示/違反報告)
yunopanman(プロフ) - 移行お疲れ様です！真逆な2人が今後どうなっていくか､毎回ワクワクしながら読んでます！更新頑張って下さい(人 •͈ᴗ•͈) (2022年11月20日 15時) (レス) @page4 id: 75411d4617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2022年11月20日 15時
