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あ 「なんなんですか！あの副編集長！」
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電話を終えた羽野さんを前にして私は愚痴が溢れて止まらなかった。
そんな私を羽野さんはまぁまぁ、
なんて宥めるけど決して怒りが収まることはない。
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あ 「人のことをこの有り様とか、こんな奴居んだな。とか！失礼過ぎますって、」
羽 「…はぁ、」
あ 「私は異動を命じられた身ですよ？って…、こんなこと言ってもどうにもならないと思いますけど、」
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異動先の部署にこんな最低な上司が居ると最初から分かっていれば私はここへ来ることもなかっただろう。
それが今になって…、
あんなのね、毒舌を通り越して悪魔よ、悪魔。
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羽 「いやぁ、これでも我々も副編集長には大変悩まされてるんですよ。」
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あ 「…悩まされてるとは？」
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そういえば、さっき向井さんも
そんなようなことを仄めかしていた気がする。
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羽 「佐々木さんの前に居た部署の者は副編集長にクビと宣告され、その日限りでここを退職、」
あ 「…クビ、」
羽 「またその前の社員は、副編集長についていけないから、と自主退職、」
あ 「自主退職、」
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そりゃあ、あんな性格の人が
上司なら自主退職したくもなるわな。
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とにかく使い物にならない者は切り捨てる。それが副編集長のやり方なんです。
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羽野さんは困ったように眉を下げた。
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あ 「要は…性格が歪んでるってことですね、」
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羽 「ええ。で、そんな時にうちに来ることになったのが佐々木さんです。」
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あ 「なっ…、」
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羽野さんはカップに入った珈琲を全部飲み干すとゴミ箱に捨てた。
こんな部署こっちから早々に願い下げしたいものだが、
地方から出て来た上に引っ越しも済ませてしまっている以上そういう訳には行かない。
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羽 「まぁ大変ですけど、一緒に頑張りましょう。」
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羽野さんの笑顔が今は恐怖に思える。
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クビ、自主退職、使い物にならない者は切り捨てる、
私はこれからどうなってしまうのだろうか＿＿＿＿＿＿
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しおこーじ - ツンデレな翔太くんと、途中過程な主人公が、どう惹かれあっていくのか楽しみです!!私は康二くん推しなので、30ページすごいきゅんっとしました\(*' '*)\続きどうなるかな〜♪と楽しみにしてます!!あまり無理せず、頑張ってくださいっ!!応援してます♪ (2022年11月15日 6時) (
レス) @page30 id: 7a72ebc835 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 出会い最悪の二人が、どうやって惹かれ合っていくのか、すごく楽しみです！💙くん大好きなので、続きを楽しみにしています！ (2022年9月19日 22時) (レス) @page11 id: 61162ff126 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - 翔太くんのお話楽しみです🎵 (2022年9月12日 5時) (レス) @page7 id: 10c5e94b95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - コメント失礼致します。すっごく面白いです！しょっぴーの俺様キャラで、途中過程で主人公の女の子とどう惹かれ合うのかが楽しみです！大変かもしれませんが頑張って下さい！ (2022年9月11日 17時) (レス) @page6 id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2022年9月11日 11時
