＊18 M.Side ページ18
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ひとり人員が抜けてしまったせいでここんとこの編集部はみんな残業の毎日。
そのせいで、
締め切りが近付けば睡眠時間は3時間を切ることも。
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このタイミングで社員をクビにする副編集長はほんまに鬼やと思う。
副編集長だって、可愛いとこも意外にあんねんけどな。
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向 「…俺、寝てた、？」
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ロビー併設のカフェでホットのコーヒーを頼んで少しだけ、なんて机に突っ伏していたら気付けば眠りについてしまってた。
腕時計を見ればもうミーティングが始まる20分前とかで
流石にやばいと思て。
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向 「副編集長、？」
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あんなとこで何してるんやろ、
あの雰囲気はもしや、お見合い、とか何かかな。
同席してる女の子はすごいぺっぴんさんやったけど、良い雰囲気には到底見えない。そうして、腑に落ちない顔をすると足早にロビーを出て行ってしまった。
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きっとなんか言われたんやろな、
しょっぴー、いや副編集長に。
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てか、前も見たなこんな状況。無理やり催促でもされてるんかな。
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その場から立ち上がり編集部まで向かおうとした、その時だった。
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…、…
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『…冷た、』
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『あっ、ごめんなさいっ、！』
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ふと水が溢れるような音がしてその先を見つめれば顔を顰める副編集長と、見慣れない女の子の姿。
丸い眼鏡に薄めの化粧に、外に出るには少し地味な格好。
多分さっきの女の子、とは違う子やな。
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『…最悪。』
『えっ。』
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会話を盗み聞いていれば、どうやら副編集長の服に水を零してしまったみたいで彼はひどくご立腹だった。
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そのまま、女の子に心ない言葉を吐き捨てれば副編集長はエレベーターの方まで歩いて行って。
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『何なのよ、あいつ…』
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向 「…」
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背を向けた副編集長に対して、反抗的な瞳をするあの子が不覚にも面白いと思ってしもうて、少しだけ興味が湧いた。
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今話しかける勇気はないから、
またどこかで会えたらいいなって。
だから、同じ部署の仲間としてまた再会できるなんて思ってもなくて凄い嬉しかったんよ。
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しおこーじ - ツンデレな翔太くんと、途中過程な主人公が、どう惹かれあっていくのか楽しみです!!私は康二くん推しなので、30ページすごいきゅんっとしました\(*' '*)\続きどうなるかな〜♪と楽しみにしてます!!あまり無理せず、頑張ってくださいっ!!応援してます♪ (2022年11月15日 6時) (
レス) @page30 id: 7a72ebc835 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 出会い最悪の二人が、どうやって惹かれ合っていくのか、すごく楽しみです！💙くん大好きなので、続きを楽しみにしています！ (2022年9月19日 22時) (レス) @page11 id: 61162ff126 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - 翔太くんのお話楽しみです🎵 (2022年9月12日 5時) (レス) @page7 id: 10c5e94b95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - コメント失礼致します。すっごく面白いです！しょっぴーの俺様キャラで、途中過程で主人公の女の子とどう惹かれ合うのかが楽しみです！大変かもしれませんが頑張って下さい！ (2022年9月11日 17時) (レス) @page6 id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2022年9月11日 11時
