魔法戦士リトルパルファム-3- (ページ23)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:32,955 hit

。゜+゜。+ Miracle10-不思議な少年ルウク- +。゜+゜。ページ23

.

30分後…

斗亜「洋子さん、ごちそう様でしたー！」

ルウク「ごちそう様でした…」

洋子「また来てな～！」

スイーツショップを出る2人

ルウク「…そろそろ、俺は帰るな」

斗亜「大丈夫？ここから家に帰れそう？」

ルウク「大丈夫やで。じゃあ…また、会えたら」

斗亜「うん！また会えたら、いっぱい話そう！」

斗亜と別れ、近くの路地に入るルウク

ルウク「……単純すぎるやろ」

ベルフェ「ふああぁぁ…。リトルパルファムの観察、終わった？」

ベルフェが姿を現す

ルウク「はい。あいつが…リトル・スイート…。ターゲットにして、油断させまくります」

ベルフェ「なるほどな。要するに…友達のフリをするってことか」

ルウク「そんな感じですね。友達のフリして…仲良くなった頃に、一気に裏切ります。そうすれば…」

ベルフェ「裏切りこそ、最高の絶望を生む…。お前…子供やけど、良い作戦を考えたな」

ルウク「まぁ、ジャ・アーク様の提案でもありますけどね。さて、パフュー魔を仕掛けましょうよ」

ベルフェ「でも、ちょうどいい欲望が…」

自転車のベルの音が聞こえる

ルウク「？」

自転車で、勤務先の交番に到着する堺

堺「ふー…。今日も街の見回り終了！疲れたー…」

ルウク「ふーん…。ベルフェさん、どうします？」

ベルフェ「えぇ感じの人間の欲望、発見！」

堺「でも、まだ17時だ。俺の勤務時間は18時まで…！夜勤の人が来るまで、もうひと頑張り…！」

ベルフェ『別に、そんなに頑張る必要ないんちゃいます？もう、終わりにしてもえぇと思うで？』

堺「ん…？」

堺の前に姿を現すベルフェ

堺「おや？君は…？」

ベルフェ「あなたの欲望、材料にさせてもらいます！」

透明な香水が入った小瓶に堺の欲望が吸い込まれる

堺「うわああぁぁ…！」

香水の色が黒く変化する

ベルフェ「これで、欲望の香水が完成…。そのまま、あなたの心を『怠惰』で満たしてあげます！！」

紐がついた欲望の香水の瓶を堺の首にかけると欲望の香水が吹き出し、パフュー魔になる

ナマケポリス「あー…街の見回りとか、警備とか…もうどうでもいい…。パフュー魔、『ナマケポリス』…！！」

.