アンドロイド彼氏

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街外れにあるアンドロイドショップ


廉「はぁ…。今日もまた、レンタル希望の人が来たな…」

海人「今日は少ない方でしょ。この前なんか、1日で10人近く来たじゃん」

廉「そうやったな…。しかも、ほとんどの人がレンタル中のアンドロイド希望やったから…説明がホンマに大変やったわ…」

神宮寺「お疲れ様。今日は返却もあったから、なおさら大変だったな」

岸「しかも、人気のアンドロイドが戻って来たからなー…。また、すぐにレンタルになるかもな」

廉「そやな…。あいつは、ホンマに人気やからな…」


部屋に1人の青年が入ってくる


紫耀「ふぅ…」

海人「あ、紫耀ー！」

玄樹「メンテナンスお疲れ様〜」

紫耀「おぅ…。もう、調整は大丈夫だから明日からレンタル再開できるよ」

廉「了解。速攻でレンタルになりそうやな」

紫耀「『アンドロイド彼氏』…。明日も、彼女になりたい人がたくさん来るだろうね」


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西館高校

体育館


A「うわー…。何でこんなに集まってるの？」

詩織「何でって、バスケ部の朝練でしょ？」

A「あ、そういうことか…」

詩織「今年のバスケ部、イケメンな部員がいるからね。3年生は横原先輩と影山先輩がいるし」

A「うちら2年生は、2組の松井くん…だよね？彼って、最近彼女が出来たって噂を聞いたんだけど…」

詩織「らしいね。しかも、バスケ部のマネージャーらしいよ」

A「マネージャーって、確か籠原桃花さんだよね？」

詩織「そうそう。クラス替えで、今年は松井くんと同じクラスになったんだって」

A「へぇ〜」


体育館の様子を見ている女子生徒たちが歓声を上げる


女子生徒A「横原先輩ー！！」

横原「はいはい。今日もありがとねー」

女子生徒B「影山先輩！お疲れ様です！！」

影山「はーい。お疲れ様」

女子生徒C「松井くんー！」

奏「今日も朝から応援ありがとねー」

桃花「奏くん、朝練お疲れ様」


水のペットボトルを渡す桃花


奏「おっ、サンキュー」

女子生徒C「あー…あの子が彼女なんだ…」

女子生徒B「悔しいけど、お似合いだね…」



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