アンドロイド彼氏

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2年4組


A「ふぅ…」

詩織「ちょっと、A！！」

A「何！？」

葵「さっきの彼は…誰なの？」

真里亜「もしかして、Aの彼氏！？」

詩織「Aも、アンドロイド彼氏をレンタルしたの！？」

A「えーっと…違うよ！親戚なの！」

3人「親戚？」

A「そう…。ていうか、見てたの！？」

真里亜「だって、教室から見えるもん！」

A「あ、そうだった…」

葵「Aに、あんなにカッコいい親戚がいたんだ〜」

詩織「でも、何で親戚の子がお弁当を届けてくれたの？」

A「実はね、タイミング良く…彼が私の家に来ることになったの。私も両親がいなくて寂しいと思ってた矢先のことだったから、ある意味ラッキー…みたいな」

詩織「ふーん…」

葵「何で、詩織は不貞腐れてるの？」

詩織「何か、ちょっと悔しいんだよねー。まぁ、ヒダカの方がカッコいいけどねー」

真里亜「えー？私は、さっきの彼の方が良いかも」

葵「私は…どっちでも」

A「(はぁ…。上手く誤魔化せた…かな？)」


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本庄家

リビング


ユウト「さて、何をしようか…」


ユウトに通信が入る


ユウト「誰だ…？」

ヒダカ『やっほー！お前、またレンタルされたのか？』

ユウト「げっ…。Hidaka-227、お前かよ…」

ヒダカ『だって、暇なんだもん！テキトーに通信かけたら、お前が引っかかったの』

ユウト「あのな…」

ヒダカ『ねぇ、今何してるのー？』

ユウト「何って…。これから、部屋の片づけでもしようかと…」

ヒダカ『ふーん。相変わらず、真面目だな』

ユウト「お前は何をしてるんだ？」

ヒダカ『暇だから、詩織の部屋でゴロゴロしてる〜』

ユウト「詩織…？あ、お前だったのか」

ヒダカ『何が？』

ユウト「俺の彼女の友達も、アンドロイド彼氏と契約してるって言ってたからさ」

ヒダカ『え、もしかして…Yuto-116が契約した子って、Aちゃん？』

ユウト「何で知ってるんだよ」

ヒダカ『詩織がよく名前出すから！あと、俺が詩織と契約した時にお店にいたし！』

ユウト「なるほど…」



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