。゜+゜。+ Act32-龍とバレエのプリンシパル- +。゜+゜。 ページ39
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ダニエル「オツカレサマデス」
龍「え…！？」
ダニエルと通訳さんが現れる
荻川「お疲れ様です、ダニエルさん」
龍「え？あの…どういうことですか…？」
月岡「実はね、ダニエルさんが今回の『ドン・キホーテ』を監修してたのよ」
龍「えぇーー！？」
通訳「松尾龍さん、バジル役の代役お疲れ様でした。あなたを推薦して大正解でした」
龍「えっ…！？俺を代役に推薦したのは…ダニエルさんだったんですか…！？」
通訳「はい。8月の短期留学を断ったことが、どうしてもダニエル会長は気になっていたようで…」
龍「そうだったんですか…」
通訳「8月の短期留学に参加された他の4名の方は留学での評価をお渡ししているのですが、松尾さんは参加されませんでしたので今回の代役での活躍を代わりに評価の対象とさせていただきました」
龍「あの、評価って…」
通訳「ダニエル会長が経営している『エトワール・バレエ楽団』の入団を審議するための評価です」
龍「えぇ！？」
月岡「松尾くん、これは凄いことよ！」
荻川「これの評価次第では、松尾くんは入団出来るということですか？」
通訳「まだ審議をしますので分かりませんが、今回の代役はとても素晴らしかったです。入団の可能性は大きくなったでしょう」
龍「…」
通訳「松尾さん、あなたは今年で高校を卒業されるようですね。審議次第では、卒業後の入団が可能になります。どうされますか？」
龍「……ぜひ、お願いします。審議の結果を待ちます」
通訳「かしこまりました。では、審議には数週間お時間をいただきます。結果は、また現在所属されてるバレエスクールの方にさせていただきますね」
龍「はい！」
ダニエル「アナタノバレエ、トテモスバラシイ。フランスデ、マッテイマス」
龍「ありがとうございます…！」
Act33につづく…
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作者名：あきか
| 作成日時：2019年11月23日 20時
