。゜+゜。+ Act31-浩大と施設の子供たち- +。゜+゜。 ページ18
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朝日奈高校
ダンス部の部室
龍「ねぇ、蓮音くんは進路決めたー？」
蓮音「とりあえず、決まったかな。この前、オープンキャンパスに行って受験方法とか聞いてきたし」
龍「進学なんだね」
蓮音「まぁな…。もっとダンスの技術を磨きたいから、音楽系の専門学校を希望してるんだ」
龍「なるほどね」
蓮音「龍は？」
龍「俺は、進学とかはしないよ。このまま卒業して、今のバレエスクールに通い続けるの。レッスンをしながら、バレエ楽団の入団試験や舞台のオーディションを受けようって考えてるんだ」
蓮音「そっか…。そういう方法もあるんだな」
龍「お母さんからも、無理に進学や就職を考える必要は無いと思うって言われてるんだ。だから、俺のペースで頑張る」
蓮音「いいと思うよ。頑張れ」
部室に誰かが入ってくる
和田「あ、2人はいたんだね…」
蓮音「まぁな…。引退したけど、何か来ちゃう…」
龍「今日はバレエのレッスン無いし、ゆっくりしようかなー…って」
和田「そっか。でも、浩大がいないね…」
蓮音「珍しいよな、浩大がいないなんて…」
龍「掃除当番…？それにしては、遅いような…」
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生活保護施設
職員室前
浩大「…」
深呼吸をして、ドアをノックする
浩大「失礼します。朝日奈高校の中村浩大です」
ドアが開き、戸塚が出迎える
戸塚「待ってたよ、中村くん」
浩大「お忙しい中、すいません…」
戸塚「大丈夫だよ。まだ、子供たちが帰って来る前だから。面談室に移動しよう」
浩大「はい…！」
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作者名：あきか
| 作成日時：2019年11月23日 20時
