Let'sGo! 東京B少年！！-20- (ページ9)

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アイドルたちの夢 -176- ページ9

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廊下

那須「ここら辺なら、誰もいないな…」

スマホを見ると、優斗から着信履歴が入っていた

那須「やっぱり…。かけ直すか…」

優斗に電話をする

優斗『…もしもし？』

那須「ごめんな、出られなくて。リハーサルだったんだ」

優斗『そうだろうと思った。逆に、俺も忙しいのにかけちゃってごめんな』

那須「大丈夫だよ。…で、要件って…？」

優斗『雄登も知ってるだろ？謙ちゃんたちのことだよ』

那須「だよなー…。リハーサルに来てなかったもん」

優斗『厄介なことになったね。朝から事務所は大騒ぎだよ…』

那須「マジか…」

優斗『謙ちゃんたちの会場入りがギリギリになると思う。だから…俺が会場に行くのも遅くなる』

那須「まぁ…東京B少年の出番は最後の方だし…。最悪…本当に出番ギリギリでも大丈夫だぞ」

優斗『了解。まぁ、また何か動きがあったら連絡するよ』

那須「分かった。それで…今回の件は、事務所はどうするんだ？」

優斗『事務所は多分、今回の件を認めざるを得ないと思う。だから、今後のLove-tuneの活動はかなり厳しいと思った方がいいかな』

那須「そっか…」

優斗『夏のライブの件は分かってたけど、まさか今日のライブまでねぇ…？俺もさすがに、そこまでは分からなかった』

那須「今回の記事が浮上したきっかけって分かるか？」

優斗『んー…。あくまで噂だけど、夏のライブを取材した人が雄登たちの惨敗を見て怪しんだらしい。シャイニー事務所関係のアーティストしかいない中に、東京B少年が参加しているなんて不自然だって…』

那須「それがきっかけで捜査したら…いろいろ疑惑が出てきたってことか…」

優斗『まぁ、そう考えてもいいかもね。あと、Love-tuneに近いスタッフ関係者が、メンバーが雄登たちのことを非難しているのを聞いていた…とかね。軽く、内部告発っぽいところもあるかも』

那須「そっか…」

優斗『まぁ…雄登たちはそんなに重く受け止める必要は無いよ。うちの事務所の問題なわけだしさ』

那須「まぁな…」

優斗『じゃあ、また後で。3年前のリベンジ…しっかりやろうぜ』

那須「あぁ…！」

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